ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺‪譚‬ 12+

イラストレーターさんが好きなのと、声優さん目当てでプレイしました。パケージ版よりもかなりお手軽な値段でプレイすることができます。

世界観がとても綺麗です。主人公は優しすぎる性格といった感じです。攻略対象達も心根の優しさが窺えます。好きになってもらうと言うよりかは、両思いで困難を乗り越えるといった印象。BADは死にまくるのでそおつもりで…。

システムは標準的な乙女ゲームといった感じです。セーブ出来る数も十分で、クイックセーブ・ロード機能、既読スキップ、スチルの鑑賞・シーンの再生、キャラボイスの個別の音量調節、プレイ画面からガイドを消す機能もあります。不便はありませんでした。

ただ、データ引き継ぎ機能はありませんので、機種変したらデータは飛びます。異なるOSだと、購入の復元ができないはずなのでご注意を。

共通ルート→攻略対象選択です。初めは鷺澤累と尾崎隼人にロックがかかっています。他の4人を攻略後、鷺澤累のロックが解除され、鷺澤累の攻略後、尾崎隼人が攻略可能となります。

初めの4人攻略順についてです。順番によって大きなネタバレはありませんので、基本的に好きな順でやっていいと思います。

汀紫鶴と星川翡翠は、それぞれ独立している感じです。物語の根本的な謎にはそれほど踏み込まず、事件はルート内で完結しています。それに対し、鵜飼昌吾と鴻上滉は根本的な真相に近いです。かなり踏み込むので鴻上滉を最後にやるのがいいかなと思います。各ルートで伏線を散りばめつつ、鷺澤累と尾崎隼人でキレいに回収するといった印象です。

レーティングがDのゲームなのでそれっぽい描写はありますが、直接的な物ではありません。でもものすごく苦手な人とかはやめておいた方が良いかもしれないです。ちょっと関係を持つのが早いなとも思いました。

個人的な感想としては、鴻上滉が一番乙女ゲームやっているな感があって楽しかったです。

星川翡翠のストーリがすごく綺麗に仕上がっていてとても良かったなと思います。初めにやるのもありですね。

鷺澤累が1番好きでです。ストーリーの切なさがすごくて。好きな人は本当に好きだとおもいます。鷺澤累二面性が、cv櫻井さんで際立っていて最高でした。全部のエンドを見て欲しいなと思います。

全キャラやって、あまり興味のなかったはずのキャラでさえ、す、好きぃとなっています。（気持ち悪いですね、すみません）

長々と書きましたが、お値段以上の満足感です。好きな人は絶対好きいだと思います。

素敵な作品をありがとうございました。

絵がとにかく最高すぎてキャラみんなかっこいいしフルボイスもありがたい。巻き戻し機能も助かるし、天秤システムも分かりやすくていい。選択肢のシーンが多いのも個人的には自分がプレイしてる感じがして良かった。いちゃいちゃし始めると糖度高めで悶絶するときもあった！BGMもとても好き。翡翠が好きすぎてつらい。

でもトータルで考えると不満に思ったことの方が多い。。
主人公がちょっと…😭昔はこういう女の人が多かったの…？卑屈だしおどおどしてるし人を妬みすぎな気がする…。「きゃああ！」とか「き……！」とか少女漫画の反応すぎるし、ヒロインの絵のポーズや表情も……顔を見えない設定にするとなんとか耐えられた
いつも謝ってておどおど自信ない性格なのにキャラとある程度親密になると突然すごく大胆になっておかしいw
主人公に限らず「女なんだから～」とか「男は～～」みたいな会話も多すぎると思った。そこらへんも昔の日本では当たり前な感覚だろうけど、もう少し現代寄りの感覚にしてほしい…😂

最初、稀モノを探すとかフクロウって存在とか面白い設定だと思ったし、事件を解決していく過程もおもしろそうだと思ってたけど、いざ読み進めると主軸としてあるシナリオがありきたりすぎて、次の展開が気になる…！みたいな感覚が全く湧かなくて残念だった…
あと、きちんと文章を読んでても書かれていなかった設定が突然出てきたり、話が飛躍してるとこがあるのも微妙です…。

最近の乙女ゲーはルート分岐って選択肢によって誰かのルートに分かれていくんじゃなく、一定のところでどの人のルートにするかはっきり選ぶ感じなの…！？普通のソシャゲの推しとかならいいけど、恋愛シミュレーションでルートをはっきりどれにするか選ぶのは個人的に不自然だと思った

月並みですが、凄く面白かったです。
乙女ゲームの要素も然る事ながら、主人公や攻略対象がお互いを愛して成長していく様子、そして進める度にどんどんストーリーも理解出来るようになっていって、とても楽しめました。

糖度はやはり高めかな？行為に及ぶのが早くない？と思わなくもないけど、乙女ゲームだからそういうものかな？

攻略キャラの中では鴻上滉くんが好きで是非攻略して頂きたいです！が、攻略出来ない人達も攻略したいなー！と思ってしまうほど魅力的でした。

少しネタバレですが、比翼の鳥という題材があまりにも素敵で…エンディングもリンクする所があり、何度も見返してしまいました。suaraさんの歌声も歌詞も、勿論時代を感じさせるような曲調もとても素敵で、よく考えてつくられたのだというのが感じられました。

時代風景も今とは違うので、この時代を経て、今の時代があるのかと興味深かったです。
続編も機会があれば、プレイしたいと思います。素敵なゲームをありがとうございました。