奈落の魔女とロッカの果‪実‬ 9+

ストーリーよりも育成に比重がある印象を受けた。最終的には裏ボスあり、レアドロップ狩りで究極育成を目指す感じになる。カジノ的なものはない代わりにクリア後に闘技場が解放される。そこでの敵は強く対策なしでは全滅必至。負けるとゲームオーバーなのでセーブも必須。
攻略法としては最初は魔法が圧倒的に強いけど武器経験値も育成しておかないと難しい。特に杖は熟練度を上げれば強力な全体攻撃やMP自動回復スキルを身につける事が出来るので「魔法が効かない敵」のエリアで魔法キャラの杖を鍛えるとだいぶ後が楽になる。ストーリーにおいて行き詰まりがちな点として「父親に話しかければイベントが進む」箇所が2回あったり、世界地図がないため探索や移動に難がある事が挙げられる。
残念な点として後半から加入するキャラの使い道があまりないところ。せめて回復役がいれば多少のバランスは取れたが、ドラクエと同じく会心頻発キャラ＋多段ヒット/2回行動装備の相性が凄まじく、最終的にはボス戦もやりこみ要素も圧倒的な脳筋キャラが暴れまくるので、他のキャラの活躍できる場面はまずない。

全クリしました。とても楽しめました。

戦闘の難易度は中々高めだと感じました。このゲームは魔法が基本強めで、特に序盤は物理攻撃の弱さに驚くと思います。ですが武器の熟練度があり、物理攻撃をする必要があります。そのかわり、途中で覚える技と武器のマスタースキルは強力です。ステータス画面でボタン押すと熟練度レベル、キャラクター毎の適正が確認でき、S〜Dで上がりやすさが違いますのでまずはSから上げるのが無難です。
若干ネタバレになりますが、マスタースキルはステータスの増加や戦闘中に自然回復などがあり、剣はHP毎ターン回復、杖はMP毎ターン回復、弓はTP（攻撃したりダメージ受けると増加、特技などの使用に使う）毎ターン回復‥などです。戦闘をかなり有利にできるので魔法だけに頼らず序盤から意識して鍛えましょう。 後半になればなるほど、魔法を跳ね返してくる技を使ったり確率で打ち消す敵も出てきますし、魔法が使えないダンジョンも避けて通れない場面があるのでお忘れなく。

モンスター図鑑があります。ストーリーの途中で購入するのですが、入手する前の敵も図鑑対象です。コンプしたい方は、初見の敵は必ず、必ずアナライズレンズを使いましょう。敵情報を調べたかは戦闘中に情報を見ればわかります。いずれ杖スキルで覚えるスキャンという魔法も同様の効果がありますが、それを覚えるまではアナライズレンズ一択となります。一回しか戦えない敵や、イベントバトルなどは見落としがちですが図鑑などの要素を埋めないと気が済まない方は忘れずに。
しつこいですが、一回しか戦えない敵はその場しかチャンスはありません。 コンプしたい方は、戦闘中に敵情報を確認し必ず漏れがないか確認し、戦闘後も図鑑で確認しましょう。 それに伴い、セーブデータも細かく分けておかないと取り返しがつかなくなった時に絶望します。
‥そうです、私のような埋めないと気が済まない面倒くさい人間の実体験からの注意喚起です。 同類の、ああ分かるよってお仲間はいると勝手に思っています。

まあもはや病気の私の意見はここまでとして、別にそこまで気にせず純粋にストーリーを楽しむことも勿論可能です。 ですが戦闘難易度的に、ある程度は鍛えないと詰む可能性があることは否めません。私のようなタイプは必要以上に鍛えるのでそこまで難しくはありませんでしたが。

総評として、コツコツと強化することが好きな昔ながらのRPGが好きな方にオススメしたい作品です。

剣闘大会決勝戦後必ずバグ発生します。どうにかして修正してくれませんか。先に行けなくて困ってます。