欧陸戦争3 9+

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全く起動すらしない。再インストールしても結果は変わらない。

配信開始当初なぜかMacOSX版だけが日本語対応していなかったり
全機種で帝国シナリオモードに一部選択出来ない国家があったりした
欧陸戦争3ですが今回のアップデートで遂に完全対応しました。

そもそもゲームとしての完成度やシナリオの充実度は以前のVerから
凄いレベルなのですが今回のアップグレードでコレにプラスしてより
良くなったのは単純に嬉しいです。

あとiOS版の方でも同様のレビューを書きましたが････

大きく｢アジア戦域｣｢ヨーロッパ戦記｣｢北米戦記｣の３つの戦域を持つ
当作品はまさに色んな意味で欧陸戦争シリーズの集大成です。

まず日露戦争〜第一次世界大戦に繋がる要塞＆塹壕戦を再現する為
の色々な新ルールの採用から諸兵連合効果を高めたユニット特性の
変更、またエリアの配置や都市効果の変更など････

前作より複雑になった仕様の数々は良い意味でも悪い意味(＊)でも
当ソフトのレベルを一段階も二段階も上げてると思います。

(＊ゲームの難易度やお手軽感の事)

それに充実する個別シナリオの数も凄いです。

アジア地域は日本側から見れば｢日清戦争｣｢日露戦争｣辺りは当然で
第一次世界大戦時の｢青島(チンタオ)の戦い｣まで入ってます。

それに清・中華民国側だと｢アロー戦争｣｢太平天国の乱｣｢義和団の変｣
から始まりその後の｢辛亥革命｣に関するシナリオも大変充実してます。

また北米地域は一番シナリオ数は少ないですが有名な｢南北戦争｣や
スペインとカリブ諸島の領有等を争った｢米西戦争｣も入ってます。

例えばこの米西戦争ですがアジアではフィリピン領を巡る争い(＊)に
なりその時米軍を率いて活躍し後に実質的なフィリピン総督になった
人物があの有名な｢マッカーサー将軍の”父親”｣です。

(＊欧陸戦争3の個別シナリオにはフィリピンの戦いはありません)

その為マッカーサー自身も第一次世界大戦で米軍最初に参戦する
部隊の参謀長に大抜擢され正にそこで獅子奮迅の活躍をするのですが
その素地は｢米西戦争のマッカーサーの息子｣て部分も多分にありました。
そう考えるとコレはコレで面白いシナリオだと思っています。

あと残りのヨーロッパ地域は最大のシナリオ数なんで割愛しますがｗ

｢クリミヤ戦争｣から始まり｢バルカン戦争｣そして第一次世界大戦へと
コレでもかって感じで細かくシナリオが用意されています。

ココでは大戦末期のロシア革命(10月革命)がアジア戦域(シベリア出兵)
と欧州戦域で別れて収録されてたりするのも心憎い所じゃないでしょうか。

以上の件を考えると以前のレビューでも書きましたが
歴史系シミュレーションゲームが好きな方は値段も破格値な
本作品を｢まずは購入されて判断｣されるのはどうでしょうか？

最後に当レビューが長い点に付いてはスイマセンです。m(_ _)m

只さっと簡易にレビューを書いてもこのゲームの全体像を
お伝えするのは難しいと考え出来るだけ詳細に書いてみました。