Baba Is You 4+

とんでもなく難しいパズルゲーム。
難しいのに、熱が下がらずに完走できた。

大ざっぱに言えば、このゲームのルールは「文章のパーツを組み替えたり足したりして、フィールドのあれこれを書きかえ、最終的に『WIN』の定義に辿り着く」というもの。
しかし、この書きかえというのがなかなか厄介。
任意のテキストを選択して入れ替える……などというお手軽なやり方は不可能。
このゲームは、文章のパーツを「自機を使って運ぶ」必要があるのだ。

当然、素直に文章のパーツを運ばせてはくれない。
欲しいパーツがパッと見手の届かないところにあったり、
手が届くかと思いきやその間に自機が消滅する障害物があったり、
WINの定義になってるもの（≒ゴール地点）が、どうやって開けたらいいのかさっぱり分からない扉の向こう側に置かれていたり……。

そういうわけで、パズルなりの工夫が必要となる。

そしてこのゲーム、自力でやると脳みそが汗ダラダラになるほど難しいのだが、とんでもなく面白い、飛び抜けてクオリティの高い点がいろいろある。
いろいろあるが一言でまとめてしまおう。

「ステージ作りが最初から最後までずーーっと、とんでもなく上手い」

パズルゲームだと特に、後半ステージは既存要素の組み合わせによる複雑化などがメインになると思うのだが、
Baba Is Youは最後のステージまで一貫して、「一見無理なステージを、発想力と理解力で突破する」という設計になっている。
複雑化ではなく、そのステージ独自の発想を必要とされる場面がとても多い。

そして、このそれぞれ独自の発想を要求するステージが、だいたい200問くらい用意されている。
つまり約200問の間、ほぼずっと「一見して無理なステージ」や、「思いつきを試してみたら余計に無理な気がしてくるステージ」が出てくるのである。
それでいて、余分な要素が少ない。

とにかく難しいのだが、Baba Is Youの場合は「ほぼ毎回違う視点からの発想」や、「最低限の要素に絞りすぎた結果、ちょっと正気を疑うやり方になってる」というステージが多く、しんどいのに楽しくてたまらない。
自分は最初から最後までずっと感動しっぱなしだった。

パズルルールの面白さもあるが、そもそも単純に「パズルとしての品質がものすごいゲーム」なのだ。

難しさを理由にためらうのは勿体ない。
ヒントとかには最初から頼るつもりでもいいし、分からないのは飛ばしてもいいから、プレイすることをオススメしたい。
そして、
「これが正解ってウソでしょ？」
と思わされる瞬間を味わってほしい。
このゲームは、こういう感想になる瞬間が何度も訪れる。

まだ始めて1週間ほどですが、内容はめちゃくちゃ面白いです。大体は少し考えれば解けてますが、分からんのは全然分かりませんww
特に特別ステージみたいな1つ前の改変問題は、ズルくて最高ですね。どうしても前回の突破の仕方が抜けないので解きづらいです。
2、3日かかる難問題が割と多くてハマっています。(もっと難しくてもいいぐらいですw)
ただ、基本光度は0か微弱にしてるので、背景が黒いのは嬉しいのですが、暗い色のオブジェクトは画面を半分位は明るくしないと見づらいのが、唯一の残念要素です。特にWALL!!!!
もう少しネオンぽく明るくするか、少し縁どって貰えたら良いのになぁと思いました。

スラスラと進んでしまってますが、ステージ数が多いみたいなのでこれからも楽しみです！

iPhone の本体の設定 → Baba Is You → 優先する言語 で English を選ぶと綺麗なフォントで遊べます。

素晴らしいゲームであることは言うまでもありません。