Colors‪!‬ 4+

NS版、PC版だけではなく、スマホ、タブレットにも｢ColorsLive｣を移植すると思いますが。

ギャラリーにはいる時や保存する時によく落ちます。
2023/12/27
ギャラリー入ると99%落ちます。

フォトショップ風のブラシを扱える、お絵描きアプリです。
なかなか洗練されているUIと、後述の描画補助機能のおかげで、指先でもけっこう快適にお絵描きできるアプリだと思います。

ブラシの形状は円形のみで、設定できるパラメータは、サイズ、不透明度、ぼけ具合（ソフトorハードの２種）。
それと、描画モード（touchの傾きでペンサイズや不透明度を変更するモードと、自動で不透明度が減少していくモード、それらの補正なしのモード）の切り換えが行えます。
画面表示は、%の表示がないのでだいたいの感覚で言うと、25、100、200、300%の４段階。
ピンチイン＆アウトで表示の拡大縮小、二本指でタップすると画面をスクロールすることができます。
画面の左右＆上下反転表示が可能で、反転状態で描き進めることも出来ます。
作成できる用紙サイズは320*440で固定です。ちなみに書き出しはjpgで行われます。
なお、新規キャンバス作成時からずっとヒストリを残しているようで、アンドゥ＆リドゥは自由自在です。また、ヒストリを動画風に再生することも可能です（Ver1.1でヒストリのアップロードが行えるようになりました：後述参照）。

さて、描画補助機能についてですが、オプションで設定できる項目が２つあります。
１つは、本体の傾き加減で不透明度を変更する機能。どれくらいの傾きで不透明度を変更するかの設定ができて、例えば、本体を立てると不透明度100%、寝かせると0%みたいな感じに設定できます。
そしてもう１つが、タッチしたところと実際に描画するポイントをずらす設定ができる機能。
タッチしたところに描画されると、指先で隠れてしまって細かい描写ができませんが、この機能のおかげで、指先からずれたところに描画することが可能です。これは上下左右に設定でき、私は右利きなのでタッチした場所の左上に描画するように設定しています。些細なことのように思えるかもしれませんが、けっこう便利な機能です。

個人的にはけっこう使いやすくて良いアプリだなあと思ってるのですが、いくつか不満点も。

まず、レイヤーがありません。
そして、ヒストリを残しているせいだと思うのですが、描き進めていくにつれて、アンドゥに数秒かかるようになってしまいます。これは正直厳しいので、連続アンドゥが必要な時は今のところは描き直してます。

バージョンアップに期待したいところです。
ちなみにLite版も準備しているようなので、それを機にユーザが増えてくれると嬉しいなあと思っております（Lite版出ましたね。保存できない制限があるくらいで性能的な差はないと思うので、触ってみて下さい！）。

＊　＊　＊

追記（2008/11/8）

Ver1.1で、アンドゥの速度が改善されました。
相変わらず２、３手の手順をアンドゥorリドゥしようとすると、かなり動作が重いのは残念ですが、
直前の動作を戻すのは瞬時に完了するので、快適になりました！

さらに、Colors!コミュニティへの画像のアップロードが行えるようになりました。
このアップロードは実に手軽に行える上に、コミュニティ上でヒストリを動画のように再生することもできるので、かなり嬉しい機能追加です。

また、画像の書き出しが３段階（320*440、640*880、1280*1760）でできるようになりました。
もっとも、大きな画像を書き出すのは相当に時間がかかりますし、いまいちメリットも想像しづらいのですけれど…。
ちなみに、うちの環境では320*440の画像が正常に書き出されず、下部がトリミングされて320*400の画像になってしまうので困っています。
仕方ないので640*880で書き出して、Mac上でリサイズしている現状だったりします。

他にも、画像の上下・左右反転が、アイコンとは逆の軸で反転するのが不思議に思っています。
旧バージョンの記憶は曖昧ですが戸惑った事はないので、こちらもバグなのではないかなあ、と疑問に思ってたりです。

…というわけで、確実にアプリとしては成熟度を増しつつも、まだまだ改善の余地はあるだろう、ということで今回も４つ星評価とさせていただきました。