

バグから学ぶ: Rich Siegel
「BBEdit」のデベロッパが語る失敗談。
Rich Siegelさんは、Macのアプリケーションのデベロッパの中でも広く尊敬を集めている人物の一人です。中学1年生の頃からコーディングを始めていたSiegelさんは、1987年には、Mac用のアプリケーションのコーディングの仕事を開始し、のちにBare Bones Software社を設立しました。同社は最近、その主力製品「BBEdit」の25周年を祝ったばかりです。
ソースコードの編集から文章の執筆まで様々な用途をこなせるこのテキストエディタは、プログラマーやライターたちに大きな支持を受けています。Siegelさんたちのチームは、それを四半世紀にわたって提供し続けてきました。
しかし、どんなに優れたデベロッパでも、時には間違うこともあります。Siegelさんに、過去に失敗してしまった時の印象的なエピソードについて語ってもらいました。
失敗談
ちょうどRetinaディスプレイに対応するために「BBEdit」のアップデートに取りかかっていて、内部レンダリングをもう古くなったQuickDrawからCore Graphicsに変更していた時でした。製品のあらゆる部分に関連するので、膨大な作業だったんです。
ところが、やっとすべて直してファイルを開いてみたら、テキストが一行残らず上下逆さまに表示されていたんです。思わず大笑いしてしまいましたよ。
原因はなにかと考えてみたのですが、しばらくして気がつきました。QuickDrawとCore Graphicsは座標系が違うのです。

教訓
今はバグを管理するための、もっと優れたシステムを使っています。ワークフローもそれに合わせて改善しました。私たちの信条は、ミス、それも見たことのないタイプのミスをした時は、そこから学びを得ようとすることですね。