ゲームガイド

ジャンル別に聴くゲーム音楽

エレクトロからトリップ・ホップまでゲームの世界を作り上げる音楽。

様々なゲームをプレイする中で、音楽がその体験を創り出す大きな一部であることは、言うまでもありません。躍動感のある音楽は、プレイヤーに興奮を与え、感動的な音楽は、プレイヤーを感情の海にいざないます。

ここでは、ゲーム作品に登場する音楽を、ジャンルに分けて紹介します。好きなタイプの音楽だからプレイしてみるというのも、ゲームをより深く楽しむきっかけになるかもしれません。

エレクトロ

疾走感のあるドラムンベースのテイストも感じられる、「Airborne Robots」。カナダはエドモントン出身の、F-777こと、Jesse Valentineさんによる楽曲です。彼の楽曲は、気分を高めてくれる力強いシンセサイザーのサウンドが特徴的です。

この楽曲が登場するゲーム作品「Geometry Dash Meltdown」は、横スクロールアクションゲームにリズムゲームの要素が加えられたものです。「Airborne Robots」を始めとする、重厚なエレクトロサウンドに乗りながら、キャラクターをタップして障害物を避けて、ステージクリアを目指しましょう。

トリップ・ホップ

イギリスはブリストル出身のアーティスト、マッシヴ・アタックやポーティスヘッドらを代表とする音楽、トリップ・ホップ。ヒップホップやダブなど、様々なジャンルをルーツに併せ持ちながら、気だるい陰鬱な雰囲気を漂わせます。Darren Korbさんがサウンドトラックを手がけたロールプレイングゲーム「Transistor」にも、トリップ・ホップを感じさせる楽曲が多く登場します。

「Transistor」のヒロインは、未来都市クラウドバンクで歌手として活躍していたものの、事故で声を失った赤髪の美女、レッドです。謎の組織の陰謀に巻き込まれた彼女。この作品は、言葉を話す大剣「トランジスター」とともに、組織の目的や謎を解き明かす大作です。全編を通して流れる、Darren Korbさんの感情を揺さぶる音楽をお楽しみください。

シンセポップ

70年代から80年代にかけて大きな流行を見せた、シンセポップ。シンセサイザーなどの電子楽器を中心に生み出される、親しみやすいメロディが特徴的です。このシンセポップを彷彿とさせるのが、Pengusこと、Gustav Erikssonさんが「Neon Drive - '80s style arcade」に提供する楽曲群です。

「Neon Drive - '80s style arcade」は、スーパーカーを左右に操作し障害物を避けながら、ネオンが輝く未来都市を疾走するゲームです。Pengusのシンセポップ音楽だけでなく、ゲームプレイからも80年代の香りを感じる人もいるかもしれません。現代に再現される、当時思い描かれた未来を、スーパーカーで疾走しましょう。