自然の中にいる生き物たちはそれぞれ、固有の形を持っています。生き物の観察スケッチを、「Tayasui Sketches」で描いてみましょう。学校の宿題や自由研究として出された時はもちろん、生き物についてよく知りたい時に、スケッチは楽しみながら学べる方法です。
「Tayasui Sketches」は鉛筆や水彩絵筆、サインペンなど10種類の筆をはじめ、定規や消しゴムがそろっていて、さらに文字をタイプする機能も備えている、スケッチのためのAppです。
Appを開いたらすぐにキャンバスが出てきます。筆の種類や色を選べば、指やApple Pencilを使ってすぐに描き始められます。
理科や生物の授業でスケッチをする時には、図工や美術の授業でデッサンをする時とはまた違ったところに気をつけて絵を描く必要があります。良いスケッチを描くポイントを見ていきましょう。
細部を描く
生き物のスケッチで大事なことは、形の特徴を観察して、その機能や動き方も一緒にメモすることです。ここでは白鳥のスケッチを描いてみます。遠近法や陰影の細かな描写よりも、細部を正確に描くことが大事です。よく見て、正確に形をスケッチしましょう。
線で描く
観察スケッチの時は、構造を単線で描きます。デッサンのように複数の線で形を表現するのではなく、単線で形の特徴を表現しましょう。特に輪郭は、濃い線で描いておくと、見やすくなります。
「Tayasui Sketches」は指やApple Pencilを当てる角度や筆圧によって、線の濃さや太さを変えることができます。強く押しつけながら描くと、太くて濃いラインが描けるので、輪郭を描く時は少し強めに描くと良いです。
「Tayasui Sketches」はペン先の大きさや種類を変えられます。ペンのアイコンを長押しすると表示される2つのスライダのうち、下のスライダでペン先のサイズを調整できます。
全部を描かない
生き物の観察スケッチをする時は、大事な部分だけを取り出して描き、必ずしも全体を描く必要はありません。例えば白鳥の羽などはたくさんあり、どれも同じ構造です。同じ構造が繰り返し出てくる時は、一つを丁寧にスケッチしたら、残りは省略する、という描き方もできます。
色をつける
観察スケッチに色をつけたい時も簡単です。画面の右下にある四角形をタップすると、カラーパレットが並ぶので、好きな色を選びましょう。ペンのアイコンを長押しすると出てくるスライダの上の方を使うと、色の不透明度を調整できます。白鳥の白い羽の先端の薄い様子を表現したい時に、少し透明度を上げて色を塗ってみる、といった描き方もできます。
文字の説明をつける
スケッチで表せないところは文字で補足説明をしましょう。観察して見つけたポイントや動き方の特徴なども、言葉で説明を残しておくと、その生き物のことがよく理解できます。
画面の下に並んでいるペンのアイコンをタップすると、使えるペンのリストが出てきますが、その中で「Abc」と書かれた四角形のアイコンを選択しましょう。フォントを選んで、文字を入力したら、好きな場所に配置します。
スケッチを通して、よく見る力、見た情報を整理して表現する力が身につきます。何より、スケッチした生き物のことがよくわかります。スケッチのためのツールが詰まった「Tayasui Sketches」で、描く楽しさを味わってください。