ゲームライフ

親子の絆を描くゲーム

開発者の親たちの反応は?

Monument Valley 2

美と幻想の物語

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「Monument Valley 2」を2017年に発表したUstwo Gamesは、App Storeで最も尊敬されるデベロッパとしての地位を確立しました。2014年に登場した1作目から、ビジュアルの美しさとパズルの完成度は際立っていましたが、続編にはまた別な魅力が加わっています。

それは、家族の物語です。母親であるローの、娘との別離、再会、成長の物語は本作をさらに感動的なものにしています。

Ustwo Gamesのメンバーたちは、家族をとても大切に思っているそうです。実際、ゲームの打ち上げパーティーには、開発チーム全員の両親が、オフィスのあるロンドンに招待されました。そこで「Monument Valley 2」の開発チームの両親たちが、このゲームについてどう思ったのか伺いました。

シニア・プログラマー、Alejandroさんの母 Maria del Carmen Iglesias Pirizさん
「ゲームの母親のキャラクターに自分自身の姿を見た気がして、うれしく思いました。特に、代々受け継がれた信念と技能を母親が子どもに伝える部分に共感しました。私は現代の状況に合わせ、わかりやすい形でそれらのことを子どもに伝えなければなりませんでした。そして、ローがゲーム内で行なっているのと同じように、子どもたちを自立させようとしました」

シニア・ゲームデザイナー、Joelさんの母 Denise Beardshawさん
「ゲームに出てくる母と子の関係を見て、自分の子育ての体験を思い出しました。子供たちを守りながら、教えるべきことを教えました。成長するのに合わせて、自立するための自信が身に付くように導き、遠くから見守ってきました。でも、最終的には完全に手を離さないといけないのです」

シニア・ゲームデザイナー、Leaさんの父 GeorgPrüfer-Schönfelderさん
「母と子の物語にとても共感し、引き込まれました。この物語が、ゲームをプレイする動機になったと思います。『Monument Valley 2』以来、モバイルでゲームをプレイしていません。あれほど魅力的だと思えるゲームがあればぜひプレイしたいです」

リード・プログラマー、Maneshさんの母 Nailing Mistryさん
「『Monument Valley 2』は視覚的に美しく、パズルも面白かったので、自分の息子が関与している事実を差し置いても楽しめたと思います。母と子の物語は、子育てをしていた日々のことを思い出させてくれました。感慨深いです。息子がこのゲームの開発チームの一員であることをとても誇りに思います」