マンガ

終わらない夜に

加藤オズワルドさんが、
「Procreate」で描く冒険マンガ。

あるとき あるところに

偉大な絵描きがいました

偉大な絵描きは
人々の出す熱で北の動物たちが
住処を追われていることを知り
たいそう悲しみました
そして 世界を冷やすために
偉大な力で 世界を夜で塗りつぶしました

朝が来なくなったのは

僕が生まれるずっとずっと前だという
僕は朝を知らない

僕はロカ 絵描きだ

描いた絵を売って暮らしている

朝を知らない僕が描いた昼間の絵を
みんなは買っていく

やっぱりきっとみんな
昼間が恋しいのだと思う

幼なじみのスーは

自分で作ったアプや

アプの材料の粘土を
売って暮らしている

僕らの世界はアプで回っている

アプは特別な粘土で作った形に

コドという呪文や模様を描いて作った
道具のことで

灯りや乗り物

遊び相手だって

コドがかければ誰でも作れる

僕にアプの作り方を
教えてくれたのはスーだった


アプを使えば
夜を終わらせられるかもしれない
とスーは言った

でも 僕の「アプで夜を終わらせる挑戦」は

まだ成功していない

昔 僕はスーに朝の絵をあげる約束をした
だけど僕はその約束を忘れたふりをしている

スーには本当の朝の絵をあげたいんだ

「その絵本むちゃくちゃだよね
一人の絵描きのせいで
朝が来なくなったなんて」

「でも私 最近この話本当なんじゃないかって思うんだ」

「それはないでしょう」

「でも 毎年ちょっとずつ寒くなってるでしょ? 
思わない?」

「そうか 温度だよ!
夜を終わらせるには 明るくするだけじゃダメだったんだ!
このアプに気温を上げる効果を足せば!」

「でも 温度の制御はとても難しいのよ」

「大丈夫! もう8回も作ったんだ
次はきっとうまくいくよ!」

次の日 僕の実験は
9回目の失敗に終わった

幸い怪我人は誰も出なかったけれど
失敗の代償で失うことがあることを
僕は気づいていなかった

「スープとパンを持ってきたから
 温めて食べてね」

もうあきらめた方がいいのかもな……

約束の絵も
ウソでもいいから描きあげてしまおう

「世界を夜で塗りつぶしました」

そうだ

よし

「おはよう」

「おはよう」

このマンガはフィクションです。実在する人物・団体とは一切関係ありません。

Appを使って新しい物語を

このマンガは「Procreate」で制作されました。そして、ロカの物語のように、世界中でたくさんのデベロッパが、世界を変える新しいAppを制作しています。マンガを描き始めたい時や、Appを作るコーディングを学び始めたい時に、サポートをしてくれるAppがあります。まだ誰も見たことのない世界が、誰かの喜ぶ笑顔が、あなたの手から生まれます。

物語を描くためのアプ(App)

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