今日のアプリ

肉眼では見られない小さな世界を実験する

うごめく微生物の生態を観察する「micro by THIX」。

micro by THIX

bacteria, fungi and viruses

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微生物、それは顕微鏡などを使って観察しないと、その姿を肉眼で判別できない小さい生物を意味します。細菌、真菌類、そしてウイルスなど、すべて微生物に含まれます。この小さな生き物を人類が観察できるようになったのは、17世紀の学者Robert Hookeらが顕微鏡を作り出してからの話です。そして21世紀の今日では、人類は「micro by THIX」というAppを使って、指先の操作だけで、微生物たちの生態を実験、観察できるようになりました。

微生物の生態と同様に、「micro by THIX」も日常の世界を思わず忘れてしまうような、不思議な魅力を持っています。Appの中には実験庫があり、その中に様々なサイズの「細菌」「菌類」「ウイルス」「細胞」が用意されており、それぞれの性質を用意された項目から選んで設定できます。例えば、外敵に対してどういう攻撃をするか、どうやって増えるか、どのように移動するか、などを選択できます。微生物の性質を決めたら、名称をつけたり、実験の際に見やすいように色も指定しておきましょう。

実験庫に様々な性質を持つ微生物が集まったら、次はその性質を観察するための実験を行いましょう。実験庫のページの右端にある「選択」をタップして、実験に含めたい微生物を選択します。「スタート」を押すと、画面中央に微生物のうごめく様子が表示され、実験が始まります。

実験画面の上部には、各微生物の名称や個数が表示され、下部に並んだアイコンをタップして、微生物のいる環境を変化させます。

画面の上部には、各微生物の名称と数、そして数の変化がグラフで表示されます。画面下に並んだ5つのアイコンは、それぞれ酸素や環境光の供給、加熱の有無、などの条件を設定するためのものです。例えば左から2番目の懐中電灯のようなマークを押した状態で、指を微生物たちのいる中央の円に近づけてみます。もしも微生物の中に「走光性」の性質を持ったものがいたら、あなたの指の動く方向、つまり光に向かって、微生物が結集します。

属性の違う微生物たちの生態を、自由に条件を変えながら実験、観察できる。21世紀の人類の恵まれた環境を知ったら、きっとRobert Hookeも驚くことでしょう。同時に、デベロッパのTHIXは、なぜこのような不思議なAppを作ろうと思ったのか。発見や発明は常に、新たな謎を生み出します。