少し時間が空いたので、「どうぶつの森 ポケットキャンプ」を開いてみる。インターフェースの柔らかい配色が目に優しい。同僚のキャンプ場を訪れてみると、昨日までは無かったスケートボードのハープパイプが置かれていた。普段あまりスポーツをしない彼が、この世界ではアクティブな一面を見せているのは意外だった。
翌日、会社でハーフパイプをどうやって手に入れたのか聞いてみる。スポーティーなどうぶつと仲良くなって、「スポーティーのもと」というアイテムを集めていくと手に入ると教えてくれた。自分のキャンプ場にもハープパイプを置ければ、少しにぎやかになるかもしれない。
早速、スポーツ好きのツバメ、ツバクロくんに話しかけてみる。話す中でわかったのは、彼は魚の「タイ」を欲しがっているということ。そこで、「しおかぜビーチ」に行き、釣りをしてみる。しかし、釣れるのは「アジ」ばかり。目当ての「タイ」はここにいるはずだが、珍しいのかもしれない。試しに、「おおがたとあみ」を投げてみると…獲れた。これで、ツバクロくんの願いがかなえられる。
朝になり、ツバクロくんと話し、「タイ」をプレゼントする。すると、とても喜んでくれた。そして、お礼にと「スポーティーのもと」と「ベル」(ゲーム内通貨)をくれた。ハープパイプを作るには、まだアイテムがたりないものの、ツバクロくんと仲良くなったこと、少し目標に近づけたことがうれしい。明日、会社に行ったら、同僚に、しおかぜビーチで大漁だった話をしようかな。
--「どうぶつの森 ポケットキャンプ」では、ゲームの舞台は同シリーズで慣れ親しんだ「村」から「キャンプ場」に移りました。プレイヤーは、釣りや昆虫採集をしてどうぶつたちの願いを叶え、家具やオブジェを作ったり、仲良くなったどうぶつたちを招待したりしながら理想のキャンプ場を作っていきます。
また、プレイヤーたちは、お互いのキャンプ場を訪れることができます。他のプレイヤーのキャンプ場を訪れ、その遊び方を見ているうちに、影響を受けている自分に気がつきます。「あれいいな」という思いや、さまざまな気付きがゲーム内での新しい遊びの動機につながるのです。
遊びに来るどうぶつは時間の経過とともに変化し、彼らとの会話の内容もその時々で変わります。こうして、プレイヤーごとに異なる体験とストーリーが描かれていきます。ゲームの中のどうぶつたちは架空のキャラクターですが、会話の話題や、発生するイベントは、食事や車のローンのことなど、普段の生活の延長線上にあると感じられるものが多く用意されています。現実と並走するもう一つの日常の中で、遊ぶ人それぞれの、うれしい出来事、ちょっとした驚き、少し心に残る体験が生まれ、現実世界で、人と人とのコミュニケーションのきっかけとなるのです。
ゲームの世界を超えて現実生活にも波及する体験。ゲームの中の遊びと、現実世界での人と人のコミュニケーション。その両方を、是非お楽しみください。