「Bridge Constructor Portal」は、橋を建設するゲーム「Bridge Constructor」と、アクションパズルゲーム「Portal」の世界観が不思議に調和した作品です。
限られた資材を使って橋を架けるのは、「Bridge Constructor」と同じ。ただしプレイヤーは謎の研究施設、Aperture Science Enrichment Centerの従業員になったという設定で、「Portal」シリーズのディストピア的な世界観の中で橋の建設を強いられます。
その革新性で尊敬されている「Portal」の開発チームを、Bridge Constructorのチームは、どうやってコラボレーションに誘ったのでしょうか？
「『Portal』を生んだValveのチームにアプローチしたら、アイデアを気に入ってくれたんですよ」と、「Bridge Constructor」のデベロッパであるHeadup Gamesの創設者、Dieter Schoellerさんは話します。「プレゼンテーションをしたら、みんなゲームをプレイしたがってくれたのです。『Portal』も『Bridge Constructor』も動きのあるパズルゲームです。量子トンネル、タレット、推進ジェル。これら『Portal』のゲーム要素を『Bridge Constructor』に追加してみたら、新たなチャレンジが浮かんできたのです」
Headup Gamesは開発チームのClockstoneとともに橋梁パズルを開発。Valve は『Portal』に登場する不機嫌なロボットのGLaDOSのセリフを含めた、ストーリーや設定を監修しました。
「『Portal』と『Portal 2』を作り上げたメンバーの一人、Jeep Barnettさんはストーリーのトーン設定を手助けしてくれました」と、Schoellerさんは語ります。「これに加えて、『Portal』シリーズの2作品でGLaDOS の声を担当したEllen McLainさんに参加してもらえたのも幸運でした」
ディストピアの世界で、橋を架けようとしても、なかなか架けられない。「Bridge Constructor Portal」はそんな奇妙でおかしなゲームです。