ゲームガイド

ポクセルの世界へようこそ

探検を繰り返す、しかくいポケモンのゲーム。

ポケモンクエスト

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あらゆるものが「しかくい」、ポケットモンスターの世界。それが「ポケモンクエスト」の舞台です。あなたはその世界に存在するカクコロ島を訪れ、ポケモンたちの協力のもと島内を探検し、隠されている「おたから」を見つけ出します。

四角くなったポケモンたち

「ポケモンクエスト」の魅力は、登場するポケモンたちと世界観が四角くデザインされていること。この四角いポケモンには「ポクセル」という名前がつけられています。ポクセルになったポケモンには、見慣れたポケモンとは違うかわいさがあります。

なぜ「ポケモンクエスト」のポケモンたちは四角くなったのでしょうか。「ポケモンクエスト」を開発したゲームフリークのアートディレクター、松崎翼さんは「かわいらしさがある、新しいポケモンの姿をずっと考えていました」と話します。

ポクセルになったポケモンたちが、フィールドを走り回って探検を手伝ってくれます。

「ゲームの企画として開発が始まる前から、一人でデザインを温めていました。『ポケットモンスター』シリーズ本編の制作の合間に時間を作って、ポケモンの新しい表現を模索していたのです。その中で、デフォルメしていくことを考え、かわいさを持たせたまま、どこまでグラフィックを単純にできるかを追求していました。」(松崎さん)

「ポケモンクエスト」には、カントー地方の151体のポケモンが登場します。丸いものや細長いもの、尖っているものなど、大きさや形が多様なポケモンたちを、同じルールの中でバランスよくデフォルメするために、試行錯誤した結果たどり着いたのがポクセルでした。

「球状のポケモン、マルマインを四角形で表現してみたところ、これがうまくはまったのです。この時、新しいポケモン世界の表現ルールとして、『ボックスの集合体』という現在の形が見えてきました」と松崎さんは振り返ります。ポケモンをポクセルにするためのデザインルールには、例えば模様は一切使わない、動く部分は4つ以下にする、手足は動かさない、といった制限を設けて、かわいらしさを作り込んでいます。

動き回るポクセルの魅力

こうして生まれたポクセルに、動きを加えたプログラマーの斉田和生さんは、「ポクセルになったポケモンたちがちょこちょこ動き回るかわいさを、ぜひ見ていただきたいです」と言います。トコトコ歩いたり、ふわふわ移動したり、飛び跳ねたり、体当たりしたり。そんなポケモンたちに愛らしさを感じます。

ポクセルになったポケモンたちの「わちゃわちゃ感」をぜひ楽しんでください。

プログラマー 斉田和生さん

ポクセルたちには、「あえて精密な動きは設計していません」と斉田さん。ですが、「ベースキャンプ」に集まった仲間のポケモン同士がけんかしたり、複数のポケモンが走り回ったりと、かわいさを楽しめる要素が盛り込まれています。おもちゃのように動くポケモンたちは見ているだけでも楽しめます。

仲間のポケモンとおたから探し

カクコロ島の探検では、あなたのために仲間のポケモンたちが道案内をし、野生のポケモンとバトルして、道を切り開いてくれます。仲間になるポケモンたちは、あなたが「ベースキャンプ」で料理を作ると、匂いにつられてやってきます。

ポケモンはレベルアップして進化もしますが、「Pストーン」で能力が大きく向上します。

最初は仲間になるポケモンたちのレベルが低いため、野生のポケモンたちに負けてしまうことがあります。仲間のポケモンたちは、能力を秘めた「Pストーン」を手に入れることで強化できます。それをポケモンに持たせると、体力や攻撃力が上がるのです。より強力な「Pストーン」を入手すれば、仲間のポケモンはさらに強くなります。この探検と強化が、「ポケモンクエスト」の醍醐味です。「理想のPストーンを求めて、ぜひ島内各所を探検してください」とプロデューサー&ディレクターの渡辺哲也さんは言います。

「ポケモンクエスト」にはポケモン図鑑を埋めるという「ポケットモンスター」シリーズらしい楽しみもあります。ポクセルになったヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ、プリンなどの姿を確認できます。

しかくくかわいいポケモンたちとの、愉快な宝探しを満喫してください。