ハウツー

花の生命力を写そう

暖かい花の色をいきいき写す、自分だけのフィルター。

Infltr - 無限のフィルター

独自のフィルターが作成可能

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花の持つ自然で鮮やかな色は見る人の心を晴れやかにしてくれます。花の色彩や柔らかな質感、光に透けた花弁の肌合いなどを写真で表現するにはどうしたら良いのでしょうか。

写真にフィルターをかけるAppの「infltr」なら、植物の生命力をいきいきと感じさせる表現を作ることができます。

「infltr」を使って、花の質感を伝えるフィルターを作っていきましょう。

花の元の写真。その下に並んだアイコンをタップすると、「明るさ」や「彩度」などを調整できます。

花の自然な美しさを伝えるフィルターを作るため、「明るさ」「彩度」「コントラスト」「色温度」「色相」「ティント」の6つの項目を調整していきます。

Appを開いたら、iPhoneやiPadのフォトライブラリが読み込まれるので、編集したい写真を選びましょう。そして画面の右下にある白い円形のアイコンをタップすると、上記の6つの項目を含んだアイコンが並びます。それぞれをタップして、スライダを左右に動かして調整してください。

全体の印象を明るくする

まずは「明るさ」の調整です。全体的な雰囲気に影響するので、最初に設定しましょう。写真の印象が全体的に暗く、露出が「アンダー気味」になってしまっています。「明るさ」を「+25」にあげて、花に光が注ぐようにします。

「明るさ」を「+25」にあげて、花に光が注ぐようにします。

色を足して鮮やかに

次は彩度です。「明るさ」を足すことで色が少し白く飛んでしまうので、「彩度」を上げて色味を足します。「+10」まで上げると、それぞれの花の色が前面に出てくる印象になります。

「彩度」を上げると、花の色が前面に出てくる印象になります。

陰影をつけてメリハリを

並んだ花の立体感を出して、写真全体の躍動感を増してみましょう。それには「コントラスト」を調整して、写真の陰影をより濃くはっきりさせます。コンストラストが強くなることで、花弁の描写も立体的になり、花の存在感を強める効果もあります。

「コントラスト」を調整すると、質感の陰影が増して、花弁の描写も立体的になります。

植物の生きた質感を出す

背景が青い写真なので、ここまでの3つの調整をする過程で、全体的に写真の色合いが青系に寄ってしまいました。そこで、「色温度」を「+10」まで上げてみます。暖色系が強まり、黄色味が強まるため、全体的に少し冷たい印象だった写真に命が吹き込まれた印象になります。花の質感も出てきました。

「色温度」を上げることで、黄色味が足されるため、写真に命が吹き込まれた印象になります。

色のテイストをシックに

ここまでで花自体の生き生きした表現を作り出してきました。ここからは、より洗練された作品となるよう仕上げの工程に入りましょう。写真全体の色を調整して、よりシックな雰囲気を作っていきます。

「色相」を調整すると、写真で使われている色の種類を全体的に変えることができます。今回は少しだけ青の色相に寄せてみます。それにより花の鮮やかさや生き生きした感じは残しながら、全体的な色味がシックな雰囲気に変わりました。

「色相」を青に寄せると、全体的な色味がシックな雰囲気に変わりました。

花のやわらかな生命力を

最後の「ティント」を上げると、写真がより明るくなり、また花の輪郭が少しぼかされて、やわらかい雰囲気に仕上げることができます。これにより、いきいきしていた花の生命力は活かしつつ、よりかわいらしい質感にすることができます。

「ティント」を上げると、写真に白味が足されて、より明るく、より可愛らしい質感にすることができます。

フィルターが完成したら、名前をつけて保存しておけば、別の写真を撮った時にも使えます。

「infltr」で花の生命力を写真に残しましょう。