ハウツー

Grooveboxで曲作りをはじめよう

プリセットを活用する、音楽の初歩的な作り方。

Groovebox

Beats & Synths Music Studio

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簡単な操作でダンスミュージックを制作できる「Groovebox」は、プリセットと呼ばれるあらかじめ設定されたパターンがたくさん用意されています。それらをアレンジすることで、下のサンプルのような音源が簡単に作れます。

今回は、「Groovebox」のプリセットを活用した音楽制作の手順をご紹介します。

まずは、曲の土台となるリズムから作っていきます。「DRUMBOX」をタップして、気に入ったリズムパターンを選択してください。
「LOAD」をタップしてパターンを追加したら、音の長さを調整する「LENGTH」、音程を変える「PITCH」、音をこもらせる「FILTER」の3つのつまみが表れます。それらを動かして、理想の音色を探してみましょう。
左上の「イコライザー」ボタンをタップすると、シーケンサー画面に切り替わります。タップした場所に応じて、ハイハットやカウベルといった、左側に表示された楽器の音が追加されるのがわかるでしょう。プリセットの土台を活かして、自由にフレーズをアレンジしてください。入力した音は、もう一度タップすると消せます。
次は「RETROBASS」をタップしてベースラインを作成しましょう。「DRUMBOX」と同様にプリセットを読み込むと、波形を変える「SHAPE」、音をゆがませる「DISTORT」、音程を決める「PITCH」、そして音をこもらせる「FILTER」の4つのつまみが現れます。
リズムとベースを組み合わせたので、これで曲の土台が完成しました。続けて、メロディーを奏でる「MINIMON」を追加します。サンプルでは、プリセットパターンの無音の部分に、新しくパターンを加えてみました。

「rec」ボタンをタップして、つまみの下に表示されたキーボードを演奏すると、演奏したフレーズが録音されます。タイミングがずれてしまった箇所などは、シーケンサー画面で細かく微調整していくとよいでしょう。
最後に、和音を生み出せる「POLY-8」を追加しましょう。和音でフレーズを華やかにしたり、短い音で装飾的な効果をもたらしたりするのに向いています。「DELAY」や「GLIDE」のつまみを動かして、楽曲に合った音を探してください。

各シンセサイザーの右上のボタンをタップすると、曲の速さやキー、スケールなどを変更できます。同じフレーズでもキーをCからAに変えたり、スケールを明るい「Major」から陰りを帯びた「Mixolydian」に変えたりするだけで、まったく異なる雰囲気になります。

以上が、一通りの作曲の手順です。今回はプリセットを活かして作りましたが、もちろん独自のメロディーやリズムを打ち込むこともできます。操作に慣れたら、ぜひあなたの頭の中で鳴り響くサウンドを打ち込んで、より本格的な曲作りに挑んでください。