はじめよう

iPhoneでSiriと話そう

「おいしいです、は中国語で何ていうの?」「これからの雨は?」「あれは何の星?」——。Siriにこんなふうに話しかけると、「很好吃 hěn hǎochī」「現在気温12度。周辺は雲が多いものの、しばらく雨の心配はないでしょう」「おおいぬ座の星シリウスを指しているようです」と答えてくれます。質問ではなく、「歌を歌って」「ものまねして」といったリクエストも聞いてくれます。

「浅草に行った時の写真を見せて」と依頼すれば、iPhoneの中にある写真から、浅草近辺で撮影されたものをまとめて表示してくれます。「QRコードをスキャン」といえばすぐにカメラでQRコードが読み取れ、「地震あった?」と聞けば現在地周辺の地震情報を調べてくれます。飛行機に乗る時は、「機内モードをオンにして」といえば、すぐに機内モードに設定してくれます。

Siriを呼び出して、iPhoneに向かって話しかけると、Siriはあなたに代わって様々なことをしてくれます。時には話し相手になってくれたり、あなたを励ましてくれたりもします。ここではSiriをどのように使ったらいいか、そのいくつかをご紹介します。

Siriを呼び出す

Siriを呼び出すには、iPhoneの右側にある少し大きめのサイドボタンを長押ししてください。画面の下に丸いホームボタンがある機種なら、ホームボタンを長押しすることでSiriを呼び出せます。アイコンが並んでいるホーム画面で「Hey Siri」と呼びかけることもできます。

この画面が表示されている時、Siriはあなたが話しかけるのを待っています。

もし、Siriを使う設定ができていない場合、Siriの説明と「Siriをオンにする」と書かれたボタンが用意された画面が表示されます。ここで「Siriをオンにする」を押せば、Siriが応答してくれるようになります。

「Hey Siri」と呼びかけても反応がない場合は、「設定」を開いて「Siriと検索」に進み、Siriの設定項目を見てみてください。ここで「”Hey Siri”を聞き取る」のスイッチが緑色になっていないと、呼びかけに応えてくれません。スイッチをタップして緑色に設定してください。初めて「”Hey Siri”を聞き取る」を設定する時、Siriはあなたの声を登録します。これにより、あなたの声にだけ反応するようになります。

「設定」Appにある「Siriと検索」で、"Hey Siri"を聞き取る設定がオンになっていれば、呼びかけに応えてくれます。

SiriとSiriショートカットの違い

iOS12以降では、Siriに加えて、Siriショートカットという機能が使えるようになりました。SiriとSiriショートカットは、名前はよく似ていますが、別の機能です。Siriショートカットは、さまざまなAppの機能を、Siriから使えるようにするものです。

Siriショートカットは、Appごとに設定をします。Siriショートカットが使えるAppには、「Siriショートカットを登録する」という項目が、メニューや設定画面に用意されています。ここを開いて、Appに対応した起点となるフレーズを自分の声で録音すると、Siriに話しかけてAppの機能を利用できるようになります。

冒頭で挙げた「これからの雨は?」「あれは何の星?」という質問は、この起点となるフレーズです。Siriショートカットを設定すると使えるようになります。

「これからの雨は?」は、雨雲レーダーの情報を参照できるApp「アメミル」のSiriショートカットです。「これからの雨は?」というフレーズを録音すると、Siriに「これからの雨は?」と聞いた時、現在の気温と周辺の雨雲の様子、雨が降るかどうかを「アメミル」で教えてくれるようになります。

Appの機能をSiriで呼び出す一言を録音すると、Siriからその機能を呼び出せるようになります。

「あれは何の星?」は、星空にiPhoneをかざして、AR(拡張現実)で星座を探せる「スカイ・ガイド」のSiriショートカットです。夜、iPhoneを空に向けて「あれは何の星?」とSiriに質問すると、その方向にある星座や恒星、惑星の名前を「スカイ・ガイド」が教えてくれます。

そのほかにも、Siriショートカットは様々なAppに用意されています。「設定」Appの中の「Siriと検索」に、「すべてのショートカット」という項目があり、そこに、今すぐ設定できるSiriショートカットが並んでいます。ぜひどのようなものがあるか見てみてください。

Siriを設定すると、iPhoneがいつでもあなたのやりたいことをサポートしてくれるようになります。

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