誰でも、誰とでも生配信でつながろう

「Mirrativ（ミラティブ）」では、様々なゲームの実況を中心に、多くのユーザーが昼夜を問わず集って、活発な交流が行われています。iOS 11以降のiPhoneやiPadがあれば、PCや機材なしでも、気軽に生配信と録画を楽しめます。

「Mirrativ」では、ユーザーは配信者としてiPhoneやiPadの画面とマイクを通した音声を手軽に届けられます。プレイするゲームのタイトルや、配信の内容を登録しておくと、興味を持った他のユーザーが入室して視聴しながらコメントを書き込むので、配信者はそれに声でコメントを返していくのです。

デベロッパである株式会社ミラティブCEOの赤川準一さんは、Appで実現したいサービスをこう語ります。

「これまでゲームの実況を配信するには、PCや機材が必要でした。それが2017年にiOS 11でReplayKit 2が導入されて、画面の収録と生配信が可能になり、大きな手応えを感じたんです。『Mirrativ』で実現したいのは、誰でも配信できる、ということです。まるで友達の家で、誰かのゲームプレイを見ながらワイワイ騒ぐようなコミュニケーションを目指しています」

「Mirrativ」のさらなる魅力の一つは、配信の際に「エモモ」と呼ばれる3Dのアバターを使えることです。ユーザーは配信を始める際に、自分のエモモの性別や容姿、服装などを選べます。エモモは配信中に、配信者の声に合わせて動いたり、スワイプで表情やポーズを変えたりできます。

「『Mirrativ』が、誰でも配信できるサービスを目指すのなら、アバターがあったほうがいいと思ったんです。エモモを通じたコミュニケーションなら、自分の顔を出さずに、誰とでも気軽なやりとりができるからです。リリースの時は不安もありましたが、驚くほど歓迎してもらえました。それをきっかけに、新しいコミュニケーションや友達の輪が広がるようになりました」

エモモには、ユーザーのエモモ同士で配信中に記念写真を撮れるスナップ機能があります。配信に入室した時や、視聴者のコメント数などに応じて、自動的にスナップ画像が作られます。自分のエモモにどのような個性を持たせるか、工夫するのも大きな楽しみです。

「Mirrativ」で配信される内容は、ゲームの実況だけに限りません。雑談をしたり、カラオケをしたり、そのテーマは様々です。赤川さんは、よりユーザーにとって居心地が良く、なおかつその表現や才能を解放しやすい場所を目指したいと語ります。

「『エモカラ』という機能で曲を選ぶと、曲に合わせてエモモが動いて、歌詞に合わせて歌えます。普通に盛り上がるのはもちろん、これからミュージシャンを目指す人や、かつて目指していた人が、これで歌いはじめるかもしれません」

「今後エモモを、もっと進化させたいと思っています。例えば、ボイスチェンジャーを使って、普段とは違う声を操ったり、Appの外部で作られた3Dモデルをエモモとして使えたりする機能の実装を目指しています。普段の自分とは違う、なりたい自分になるための手段として、どんどん使ってもらいたいです」

ユーザーが気軽に配信を始めたり、視聴者がコメントを書き込んで盛り上げたりするには、ルールや礼儀がきちんと守られていく必要があります。赤川さんはその点でも、「Mirrativ」では前向きな相乗効果が生まれていると言います。

「一般的な、ユーザーが作るコンテンツのメディアと比べて、荒らされることが少ないんです。リアルタイムで配信者と視聴者が向き合うと、人はお互いに礼儀正しく振る舞うんだなと思いました。それはうれしい発見でした」

「僕らはゲームなどのコンテンツを作っていないので、ユーザーがすべてだと思っています。今後もユーザー数が増えるのはもちろんですが、配信する人の数が増え続けて、当たり前のように気軽なコミュニケーションが生まれていく。そういう場所を目指していきたいです」

好きなゲームがある。誰かと雑談がしたい。歌ってみたい曲がある。そんな小さなきっかけで、あなたも「Mirrativ」を通じて誰かとつながれます。ぜひ気軽に楽しんでみてください。

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