これは、「Pixelmator Pro」のワンクリックで実行できる機械学習機能シリーズの一部です。他の記事へのリンクは以下にあります。
ある画像の雰囲気を、そのまま別の画像に取り入れたい、と思ったことはありませんか。
「Pixelmator Pro」に搭載された「ML カラーマッチ」は、機械学習を活用した、そんな時にぴったりの機能です。選んだ画像の色のバランスやコントラスト、露出を別の画像に適用して、同じ雰囲気の写真を手軽に作れます。
「ML カラーマッチ」機能を実際に使っている様子です。
使い方
1. まず「Pixelmator Pro」で、編集したい画像を開きます。続けてウインドウ右端のツールパネルから、3つの丸が重なったアイコンの「カラーを調整」ボタンをクリックし、カラー調整パネルを開きます。
2. 次に、雰囲気を参照する画像を選びます。できれば編集する画像に似たものがよいでしょう。例えば、暗く写ってしまった日没のビーチ写真を、明るく加工したければ、鮮やかな夕焼けの写真を参照画像に使います。
3. 参照画像を「カラー調整」パネルにドラッグします。パネルに「ML カラーマッチ」機能を使用することを知らせるメッセージが現れたら、画像をドロップしてください。
「Pixelmator Pro」が参照画像を分析し、最大37種類のツールを使って、露出やコントラスト、ホワイトバランス、さらには赤の色味など、元の画像の明るさや色合いを調整します。
編集内容をあとから確認できるので、どんな調整が行われたのか正確にチェックし、手動で最後の仕上げをすることもできます。