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33年前の世界で家族を救う「忘れないで、おとなになっても。」。

忘れないで、おとなになっても。

心にしみる昭和シリーズ

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「忘れないで、おとなになっても。」は、33年前の世界にタイムスリップした少年の、ひと夏の冒険を体験するゲームです。

舞台は、加賀美町という小さな町。ここは、主人公のミナトの、今は離婚してしまった両親がかつて出会った町でした。母親と、病気を持つ妹と加賀美町を訪れたミナト。そこで彼は、「七不思議ノート」という謎のノートを遺し、父親が既に亡くなっていたことを知ります。七不思議ノートには、「加賀美神社を訪ねろ。お前を待っているものがいる。」と書かれていました。

加賀美神社で待っていたのは、白い箱と、未来から来たという、ミナト、本人。そして、未来から来たミナトは「君に...未来を変えて欲しい。」と語ります。白い箱を使えば、過去の世界に行くことができ、亡くなった父親や、病気の妹を救うことができると言うのです。ここから、少年ミナトの、33年前の加賀美町での冒険が始まります。

町を歩き回って、謎を解き明かしましょう。

物語は、七不思議ノートに書かれている謎を解きながら進めます。加賀美町の銭湯に隠された謎や、小学校のプールに住んでいるという河童の話などを解きながら、物語の核心へ迫っていきます。町を歩き回って、住民たちの協力を得ながら、謎を解決していきましょう。住民との会話には、注意深く耳を傾けてください。謎を解くヒントが隠されているかもしれません。

33年前の町の様相を楽しめるのも、本作の魅力です。子供たちがめんこをしていたり、ツチノコを探していたり、町の様子が変わっていたり、変わらない建物があったり——町を隅々まで歩いて、道行く人々に話しかけるだけで、昔の世界を体験できます。町を歩いていると、駄菓子屋で売っているお菓子や、当時人気だったおもちゃなど、実際に30年前ごろの日本で流行ったものをモチーフにしたものが見つかることがあります。これらは図鑑に登録されていくので、集めていくのも楽しいでしょう。当時を知る人なら、懐かしさを覚えるかもしれません。

当時流行ったものを図鑑にコレクションできます。

ミナトは、無事に家族を救うことができるのでしょうか。丁寧に作り込まれた1980年代後半の世界を堪能しながら、物語の行き着く先を見届けてみてください。