モンスターは、いつも討ち倒すべき悪者であるとは限りません。時には心強い仲間となり、果敢に悪に立ち向かいます。
「ドラゴンクエストタクト」は、スライムやドラキー、ベビーパンサーなど、「ドラゴンクエスト」シリーズでおなじみのモンスターたちを率いてクエストやバトルに挑む戦略ロールプレイングゲームです。
本作の一番といえる特色は、マス目状のフィールドを舞台としたバトルシステムです。将棋のように一手ずつ仲間のモンスターを移動させ、呪文やとくぎを駆使しながら敵モンスターの討伐を目指します。
ドラゴンクエストの世界観に忠実でありながら、これまでになかったような奥深い頭脳戦が楽しめる本作。ここでは、戦闘やレベルアップの方法など、「ドラゴンクエストタクト」の楽しみ方を紹介します。
魔の手が迫る
オルクステラを救済せよ
ゲームの冒頭、見知らぬ世界で目を覚ましたプレイヤーは、何者かから話しかけられます。かつて人間とモンスターが仲良く暮らした「オルクステラ」と呼ばれるこの世界に、強大な魔の手が迫ろうとしている、と。
そして、モンスターを思うままに指揮できる伝説のタクトを譲り受けたプレイヤーは、オルクステラの救済を託されます。
続いて目の前に現れた、好奇心旺盛なピンクモーモンのモナンと鋭い剣を持ったスライムナイト、そしてものしりなスライムのスラクトが、この先に待ち受ける冒険をともにすることになります。
マス目状の戦場で
繰り広げる頭脳戦
先述のとおり、「ドラゴンクエストタクト」では、マス目状のフィールドに仲間のモンスターを配置し、ターンごとに移動させて敵モンスターに挑みます。
将棋の駒のように、それぞれのモンスターには所定の稼働範囲があります。また、それぞれに固有の能力があるので、各モンスターの特徴を踏まえて、かつ、敵モンスターの動きも見極めながら攻め込んでいく戦略的思考が求められます。
バトルには、リーダーを含め最大5体のモンスターでパーティを編成して挑みます。最初に敵陣営やフィールドの状況を確認し、どのように攻め込むべきかを考慮して、自陣のモンスターを動かしていきます。
2章4話をクリアするとオートバトルの機能が解放され、自動でバトルに挑むことができます。レベルを上げたいときなどに活用しましょう。
モンスターを仲間にして強化
クエストやバトルに挑み、様々なモンスターを仲間にしていくのも「ドラゴンクエストタクト」の大きな楽しみです。
モンスターは、バトルで討伐した際に一定確率で起き上がって仲間になることがあります。また、ジェムを消費してスカウトしたり、ミッションのクリア報酬としてモンスターを獲得できることもあります。既に仲間になっているモンスターを入手したときには「覚醒ポイント」が溜まり、ステータスがアップするなどの覚醒スキルを覚えます。
モンスターには武器を装備させることで、さまざまな能力を底上げすることができます。また、「とくぎの秘伝書」というアイテムを使用することで、新たな呪文やとくぎを習得させることも可能です。
仲間となり、様々な能力を獲得して、たくましく育っていくモンスターたちに、きっと愛着が湧くことでしょう。
呪文やとくぎを有効活用
他の「ドラゴンクエスト」シリーズ作品と同様に、モンスターはMPを消費して、呪文や「とくぎ」を放つことができます。
近くの敵に大きなダメージを与えられる「ふうじん斬り」や「ウィングブロウ」、遠方の敵を攻撃できる「ギラ」や「バギ」など、繰り出す際のアニメーションも目を引く様々な必殺技が用意されています。
また、攻撃だけでなく、味方の攻撃力を高めたり、敵の守備力を下げたりするものもあり、使い方によってバトルを有利に進められたり、形勢逆転を狙えたりします。
メラ耐性やヒャド耐性など、敵モンスターの属性も考慮して、呪文やとくぎを有効活用しましょう。カンダタやりゅうおうなど、特に手ごわいボス戦に挑むときには、事前に耐性を確認してパーティを編成しておくのがおすすめです。