今年、過去に例を見ない課題に立ち向かう人々に対し、「ShareTheMeal」は、解決策の一つを提供しました。
ノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画と連携して製作されたこのAppは、世界中で食料危機に直面している何億もの人々、とりわけ新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって最も大きな影響を受けた人々へ、簡単かつ有効に食事を寄付できる手段となりました。
このAppを使えば、数回タップするだけで簡単に寄付ができます。その成果は数字が物語るように、2020年11月の時点で、370万人のユーザーが8,700万食以上を寄付しました。
このAppはとてもシンプルに作られています。例えば、世界最悪の飢餓に見舞われているイエメンの子どもたちや、COVID-19に伴うロックダウンでさらに30万人が飢餓に瀕しているコンゴ共和国の家族など、支援したい人々や目標をスワイプして探します。次に「今、寄付する」をタップします。寄付できる金額は85円からで、これで1人の子どもに1日分の食事が届けられます。
ソーシャルネットワークにヒントを得た「ShareTheMeal」は、寄付のモチベーションになる魅力的なコミュニティも提供しています。コミュニティタブで、友だちや同僚とチームを組み、チーム目標を設定して進捗を確認し、様々な寄付の成果をチェックできます。最近では、ロサンゼルスに住むカップルが、「ShareTheMeal」のチーム “#MillionMealsforLove” を通じて、大規模なムーブメントを生み出しました。この運動によって届けられた食事は、11月までに200万食近くに上ります。
毎月の寄付サービス「The Table」に参加すると、Appがあなたと助けを必要としている家族を直接マッチングして、あなたの寄付が生活にどういう変化をもたらしているかを見られるよう、状況を知らせてくれます。ギフトを送ることもでき、誕生日や行事の記念に、誰かに代わって寄付できます。送る日を設定することも可能です。
「ShareTheMeal」は単に寄付金を送る方法以上のものと言えます。解決策を探求するコミュニティに加わるための手段にもなったのです。