APPLE ARCADE

探検して動物のすみかを守ろう

Apple Arcade

Alba: A Wildlife Adventure

Together, we got this!

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「Alba: A Wildlife Adventure」の悪役は、リードデザイナーのEmily Brownさんの頭にすぐ思い浮かびました。自然保護区をブルドーザーで破壊しようと計画するホテル開発業者です。

そんな冷酷な悪党が登場しますが、環境の大切さをテーマにしたこのApple Arcadeのアドベンチャーゲームでは、自然保護の難しい実情を描いています。勇敢な11歳の主人公になって開発の企みを阻止するうちに、あなたはすぐにすべての人が味方とは限らないことに気づきます。住民の中には、地元の観光業への注力を歓迎する人もいるのです。

「進歩や発展とは何かについては、常に様々な見方があります」とロンドンを拠点とするデベロッパ、ustwo gamesのBrownさんは言います。「私たちは、その問題を現実に忠実に示したかったのです」

「動物たちには、それぞれに個性や外見、呼び名があります」と、コンセプトを開発したKirsty Keatchさんは言います。

写真を撮ろう

太陽の降り注ぐ森や果樹園を散策しながら、プレイヤーは身近なハトから珍しいスペインオオヤマネコまで、60種類を超える島の動物たちを写真に撮り、有害なごみを掃除しながら、野生動物のことを学んでいきます。

ゲームをしていて驚かされるのは、野生のキツネを写真に撮って、ファストフードの包み紙を拾うことが、モンスターと戦って金貨を集めるのと同じくらい、楽しく感じられることかもしれません。

「このゲームでは小さなやりとりを積み重ねていきます。動物がけがをしていることを獣医に知らせたり、自然保護区の看板を修理して、その地域をすみかにしている動物たちについてみんなが学べるようにしたりなど、様々です」とBrownさんは話します。

深い森や鮮やかなビーチ、繁茂した湿地帯など、島には様々な生態系が存在します。

幸いにも人間にとっては何かを壊すことより、相手に親切にするほうが楽しく、心が満たされるものだと、ustwo gamesでコンセプトの開発に携わるKirsty Keatchさんは言います。

「『思いやりと絆』反応と呼ばれる行動は、暴力で刺激されるのと同じ脳の部分に働きかけ、しかも暴力よりもさらに強く作用します」とKeatchさんは言います。「人間は何かを破壊するより、誰かを助けたい生き物なのです」

ちょっとした会話がしたい人もいれば、あなたの助けが必要な人もいます。みんなに声をかけてみましょう。

問題は、ごみを拾うといった一見簡単な動作に磨きをかけることでした。「ごみをタップすると、ズームされてごみ箱へ入るだけです」とBrownさんは言います。「でもそこには満足感とモチベーションが必要です」。そのため開発チームは理想的な音とアニメーションを求めて、何度も細かい調整を重ねました。

そしてついに、名案にたどり着いたのです。「いっぱいになったごみ箱の上にハートが浮かぶようにしたら、プレイヤーは『やった、このハートを全部集めよう』とやる気になったのです」とBrownさんは振り返ります。

「Alba: A Wildlife Adventure」は、このような達成感が味わえる瞬間が多いので、どの場所でも周りをよく見てほしい、とBrownさんは付け加えます。「見落としがちですが、段々畑のそばでお城のほうを向くと、かわいらしい小鳥たちがいますから」

ゲームから植樹へ

ustwo gamesは「Alba: A Wildlife Adventur‪e」を通じて、現実の世界にも影響を与えたいと考えました。カーボンオフセット(二酸化炭素の排出量削減)に取り組む企業、Ecologiとの提携により、Apple Arcadeなどのプラットフォームでゲームがダウンロードされるたびに、1本の木が植えられます。100万本の目標はすでに達成しましたが、ダウンロードごとに木を植える活動は続けたいといいます。

「Alba: A Wildlife Adventur‪e」の島を探検して、そこに暮らす多くの生き物たちについて学んだら、次は周囲の現実世界にも美しい生き物たちが多く存在することに気づいてほしい、とBrownさんは言います。「そして身近な場所で、野生動物たちを探してほしいのです」

「このゲームで伝えたいのはそういうことです。そうやって少しずつ、希望の光を灯していけたらうれしいですね」