おいしく食べる

九州・沖縄地方の郷土料理

四季折々の豊かな食材に恵まれた日本では、全国各地で魅力的な郷土料理に出会えます。その土地ならではの食材を活かし、風土や生活に応じたレシピが生み出され、受け継がれてきた一皿は、何よりもその地域や文化について伝えてくれるかもしれません。

「クラシル」や「DELISH KITCHEN」といったレシピAppでは、様々な郷土料理のレシピが見つかります。ここでは、“食の宝庫”といえる九州・沖縄地方の郷土料理の中から、家庭で作りやすいものを紹介します。

福岡県:がめ煮

屋台で味わう豚骨ラーメン、滋味豊かなもつ鍋、そして刺激的な味わいのめんたいこ——。福岡県といえば、そんな庶民的なグルメを想起する人も多いでしょう。肉・魚介類、フルーツなど、豊富な食材に恵まれた九州最北端の県は、人々を魅了してやみません。

「がめ煮」は、鶏肉をニンジン、里芋、ゴボウ、タケノコなどと一緒に煮込んだ、福岡県の代表的な郷土料理の一つです。名称の由来といわれる博多弁の「がめくり込む(寄せ集めるの意味)」の通り、鶏肉、根菜類、そして干しシイタケやコンニャクをあわせて煮込みます。「クラシル」のレシピのように、ニンジンなどを飾り切りにすると、より見栄えが華やぎます。

「クラシル」では、がめ煮の作り方を1分ほどの動画で確認できます。月額制の「クラシルプレミアム」に登録すると、検索したレシピを人気順で閲覧できたり、お気に入りにできるレシピが無制限となったり、より便利に活用できます。

宮崎県:冷や汁

温暖な気候の宮崎県は、ピーマンやマンゴーの栽培で知られるほか、乳牛、豚、鶏といった牧畜業は日本有数の生産高を誇ります。そんな宮崎県を代表する郷土料理の一つが、ごはんに冷たい味噌汁をかけた「冷や汁」です。

その歴史は古く、鎌倉時代に忙しい農家で簡単に作れて、食欲の減退する夏場にも食べやすいものとして考案されたと伝えられています。調理のコツは、アジを焼いた後しっかりほぐすことで、味噌とよく合わさり、味わいが増します。暑い夏は火を使わず、ツナ缶やサバ缶を用いるのもよいでしょう。

「DELISH KITCHEN」では、冷や汁をはじめ、すべてのレシピの作り方を動画で公開しています。月額制のプレミアムサービスに登録すると、レシピの詳細な栄養成分が確認できるほか、会員限定のレシピを閲覧できます。

鹿児島県:鶏飯

太平洋と東シナ海に囲まれた鹿児島県は、漁業に加え、サツマイモやそら豆、カボチャなど、温暖な気候を生かした農作物の栽培も盛んです。また、日本トップクラスの生産高を誇る豚、鶏の飼育でも知られています。

鹿児島名物の鶏を使った郷土料理が、その名も「鶏飯(けいはん)」です。かつて、奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた17世紀頃、鹿児島本土からやってくる役人たちをもてなすために、当時貴重だった鶏を用いて作られたといわれています。

レシピApp「Nadia」で、作り方を確認しましょう。ほぐした鶏肉、錦糸卵、シイタケの煮付けなどの具材とネギ、刻みノリ、ゴマ、紅ショウガといった薬味をのせ、スープをかけていただきます。鶏肉はあらかじめ下ゆでしておくと、澄んだきれいなスープに仕上がります。

「Nadia」では、有料のサブスクリプションに登録することで、ランキング形式で人気のレシピを検索できたり、お気に入りのレシピを保存できるフォルダ機能を使えたり、さらにはレシピを組み合わせて作る献立機能を無制限で利用できます。

沖縄県:ゴーヤーチャンプルー

美しい海、豊かな自然、そして異国の影響を受けながら独自の発展を遂げてきた社会・文化に惹かれて、沖縄に興味を抱く人もいるでしょう。ここでは、漁業はもちろん、日本で唯一の熱帯・亜熱帯性気候を生かして、マンゴー、パイナップル、ドラゴンフルーツといったトロピカルフルーツの栽培も盛んです。

沖縄の代表的な郷土料理の一つ「ゴーヤーチャンプルー」は、ごちゃ混ぜを意味する沖縄方言“チャンプルー”の通り、ゴーヤーと豆腐、豚肉などをあわせて炒めます。ビタミンが豊富で“夏野菜の王様”とも呼ばれるゴーヤーですが、独特の苦味が苦手という人は、薄く切って塩もみすると食べやすくなります。

「E・レシピ」の、作り方のポイント・コツも参考にして作ってみて下さい。有料のサブスクリプションに登録することで、ランキング形式で人気レシピを検索できたり、登録できるお気に入りレシピが3,000件に増えたりと、より便利に活用できます。

ここで取り上げた郷土料理は、ごく一部に過ぎません。レシピAppを通して、歴史と先人の知恵が創り出した豊かな食の世界をのぞいてみてください。

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