新しい生涯学習

ディズニーで学ぶ夢を叶える勇気

Disney+

果てしなく続くエンターテイメント

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夢を叶えるには何が必要なのでしょう。多くの偉人や物語が、踏み出す勇気の大切さについて語っています。

未知のことに踏み出す時には、誰しもが不安を抱くものです。それは、人間が前頭葉の発達によってより広範な想像力を手にしたことによる、進化の結果でもあるといいます。未来を想像する力、それは夢を叶えるために必要なことを気づかせてもくれますが、時に始めたいという心の足かせにもなってしまうものです。

夢を叶える勇気。世界中で愛されているディズニーの創る映画には、その力を教えてくれる物語があります。誰もが感じる不安を、どうやって乗り越えていったらいいのか、そのヒントやあなたの背中をそっと押してくれるメッセージがつまっています。

ここではディズニーの映画やドラマをはじめ、様々な良質なコンテンツが見られる「Disney+ (ディズニープラス)」の中から、夢に向かって踏み出す勇気をくれる5つの作品を紹介します。また「ディズニープラス」では作品を英語で視聴することもできます。「ディズニープラス」の作品を楽しみながら、英語の学習にもつなげる方法も合わせて紹介します。

塔の上のラプンツェル

塔の上に住んでいるラプンツェルは、生まれてから18歳になるまで、一度も家の外に出たことがありません。外の世界はどうなっているのか、そこには何が待っているのか、興味や夢は尽きないけれど、それを心にそっとしまい想像力の羽を羽ばたかせて、世界を眺めていました。

高い塔の上にある家には、ラプンツェルが自身の髪を使って中に引き上げてあげる以外には、入ることができない。そう彼女は信じています。けれど、本当にそうなのでしょうか?ほんの少し、いつもの日常を変えようと決めたら、地上に降り立つ力を、彼女は本当はもう身につけているのかもしれません。

けれど、外には出られない、出てはいけない、外に出ないことが自分の幸せなのだ、という思いに彼女の心は縛られています。心やさしく、素直な性格だからこそ、ラプンツェルが抱えてしまったジレンマを映画は丁寧に描いています。そして、やがてその思いが本当は自分の気持ちではないことにラプンツェルは気付いた時、世界がどう変わっていくのか。誰もが自分の人生に持っている可能性を、教えてくれる作品です。

アラジン

お腹を空かせて市場を歩く青年アラジン。何も持たない彼には、機知と行動力、そしてやさしさがあります。新しいことを体験する喜びに臆せず飛び込んでいく彼の前に、ある日魔法のランプとその妖精、ジーニーが現れた時、世界はさらに広く開けていきます。

空飛ぶじゅうたんに乗り、そこから眺めたら、いつも歩いている道路や立ち並ぶ家々はどのように見えるでしょうか。かつてアニメーション映画として作られた「アラジン」の実写版では、また違った空からの景色が味わえます。歩いて行くには途方もないような先まで見渡したら、砂漠の向こうには見たことのない景色が広がります。

そして、アラジンと出会ったジャスミンも興味のあることを自由に自分で体験することを通して、世界の美しさに気づいていきます。心を開いて、空飛ぶ絨毯から世界を見直してみましょう。

マレフィセント

愛は、人生の困難へと立ち向かう勇気をもたらします。そして真実の愛は、王子様とお姫様の間に生まれるだけではない。「マレフィセント」は、おとぎ話の根幹をくつがえすような真実を描いた感動作です。主人公は、ディズニーの名作映画「眠れる森の美女」に登場した、魔女のマレフィセントです。

オーロラ姫の誕生を祝う宴に、招かれもせずに現れ、生まれたばかりの姫に呪いをかけたマレフィセント。映画では、なぜ強くやさしい魔女だったマレフィセントが、幼児に呪いをかけたのか、その因縁の始まりから描かれます。

悲劇の鍵はオーロラ姫の父親であるステファン王です。魔女であり、そして妖精たちを率いる強い女性であるマレフィセント。自立した存在の彼女が、愛するが故の様々な想いを抱き、そして葛藤や後悔をも素直に感じながら行動する中で、真実の愛の起こす奇跡を目撃するとき、そこには多様な愛の姿が存在しています。誰かを信じること、与えたいと思うこと、愛の強さを再確認できる作品です。

ミラベルと魔法だらけの家

世界を変えるのは、特別な能力”ギフト”を持った人たちとは限りません。より良い世界を作ったり、大切な人々との生活を守ったり、誰かを救ったりする英雄は、私たちの心の中にいる自分自身です。明るく家族思いのミラベルの物語は、そのことを教えてくれます。

家族全員が魔法を使えるという特別な”ギフト”を持つ家で、ミラベルだけは魔法が使えません。それでも、家族は仲良しで、毎日は楽しく過ぎていましたが、ある日家の中で見つけたひび割れをきっかけに、家族の危機が訪れます。

その時、家族を救うために、ミラベルは勇気を持って立ち上がります。そして特別な力、魔法を持たないミラベルがみんなの希望になります。本当の魔法、本当の奇跡とは何なのか、ミラベルが自分だけの”ギフト”に気づいたように、きっとあなたの持つ”ギフト”に気づく、観る人への贈り物のような作品です。

グレイテスト・ショーマン

夢を叶えるためには何が必要なのでしょうか。そして成功とは何なのでしょうか。「グレイテスト・ショーマン」では、生まれ持った属性や環境によらず、自分を隠さず、信じて歩く人々の強く輝く姿が描かれます。

物語の舞台は19世紀のアメリカ。貧しい家に生まれた主人公のバーナムは、想像力豊かで、ほかの人が思いつかないような面白いアイデアを出し、行動力も持ち合わせています。ある時、学校で貧乏だからいじめられた娘のために最高のショーを見せる場所を作ろうと、ショービジネスの世界に飛び込み、サーカス小屋を始めます。

誰も見たことのないものを見せたいと、隠れた才能を持つ人々を探し、サーカスに招き入れます。集まったメンバーには、身体的な特徴や人種などから、19世紀のアメリカでは社会の陰に潜んで生きることを強いられていた人も多くいました。ですが、バーナムのサーカスでは、彼らこそが表舞台で輝く主役であり、メンバーは互いに信頼し、そこに自分が自由でいられる居場所を見出していきます。

ミュージカル映画でもある本作は、アカデミー賞歌曲賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールが楽曲を担当しています。作中でキアラ・セトルをはじめとするサーカスのメンバーが、力強く歌う主題歌の「ディス・イズ・ミー」は、差別や偏見に満ちた観客の嘲笑を一蹴し、人生を切り拓く彼らの本当の美しさを捉えています。

「ディズニープラス」では、ここで紹介した作品をはじめ、英語など複数の言語で音声や字幕が用意されている作品があります。再生画面の右上にあるアイコンをタップすると、用意されている音声と字幕の言語が表示され、自由に組み合わせを選択できます。

言語は時代や使う場所によって様々に変化するものですが、「ディズニープラス」には子どもから大人まで楽しめる多様で豊富な作品が用意されているので、キャラクターやシチュエーションによって変わる表現も、作品を楽しみながら自然と学ぶことができます。