テキストエディタAppの「Ulysses」には、様々なカスタマイズの機能がそろっています。「Ulysses」を使いやすいようにカスタマイズして、執筆に取り組みましょう。
アイコンを変える
「Ulysses」のグループの初期設定では「紙の束」のアイコンが使用されていますが、ほかにも200種類以上のアイコンが用意されています。それらのアイコンは自由に選択できます。controlキーを押しながら任意のグループをクリックし、メニューから「編集」を選ぶと小さなウインドウが現れます。次に右側にあるアイコンをクリックしましょう。
すると、下書きメールのグループにぴったりの「手紙」や締切のあるプロジェクト向けの「アラーム」、あるいは「宇宙人」や「猫」といった多彩なアイコンが表示されます。あなたのお気に入りのアイコンを選択してください。
秘密を守る
「Ulysses」に、日記や書きかけの小説といった誰にも見られたくない文章がある時には、パスワードやTouch IDを使ったセキュリティを設定できます。「Ulysses」のメニューから「環境設定」を選択し、「プライバシー」をクリックして、「パスワードロック」を有効にしましょう。
ただし、パスワードロックを有効にしておけば、ほかの人が「Ulysses」を開くことはできなくなりますが、Spotlightの検索で、あなたが「Ulysses」で書いた文書が見つかり読まれてしまうリスクが残っていることにご注意ください。
独自のショートカットを作成する
テキストの書式を変更したい時は、キーボードショートカットが便利です。たとえば「command + B」を押せば、2個のアスタリスクで単語やフレーズをくくって強調できます。単語やフレーズの最初と最後にアスタリスクを2個(**)入力した場合も、同様の効果が得られます。「Ulysses」にはショートカットが多数搭載されていますが、「環境設定」ウインドウから独自のショートカットを作成し、好みに合わせて変更できます。
「Ulysses」のメニューから「環境設定」を選択して「マークアップ」タブを開きましょう。定義をダブルクリックすると、デフォルトのタグやマークアップなどの詳細が表示され、右上のフィールドでショートカットをカスタマイズできます。
定義したい操作によっては、複数のマークアップタグが用意されています。例えば「強い強調」はアスタリスク2個かアンダーバー2個のいずれか、「強調」はアスタリスク1個かアンダーバー1個のいずれかで起動するよう設定できます。