ひとまずこのアプリについて一言言います。「スマホの域を超え過ぎてる!幅が広スギル!!!」はい。ほんとにそうなんです。もう褒め倒してこのアプリの発展を願うばかりなのですが…その前に、このアプリがどのようなものか紹介しましょう。「インバータがモーターを制御するために作り出す波形を手元で再現し、音として聞くことができる」と公式の紹介文に書いてありますが、簡単に言ってしまえば「電車が加減速する時の音を再現できる」というやつです。鉄道マニアなら、一度は「VVVFインバータ」という単語を聞いたことがあるかもしれません。あれの中身をいじれちゃいます。そういうかなりニッチで、でも超本格的なアプリとなっております。さて、ここから「OTOTETSUの、ここが凄いッ!」を紹介していきたいと思います。①メチャクチャ細かい設定まず設定できる項目一覧をまとめてみました。【車両設定の項目】・車輪径・歯車比・モーター極数{4極、6極、8極}・レベル{2レベル、3レベル}・過変調の有無・速度域境界・加減速度・電圧遷移の有無【波形の設定項目】[切モード]・速度範囲[非同期モード]・速度範囲・ダイポーラ下限、上限(3レベルのみ)・キャリア周波数下限、上限・拡散方式{ランダム、連続、切替}・拡散周期・拡散幅下限、上限・重畳周波数下限、上限・重畳レベル下限、上限[同期モード]・速度範囲・ダイポーラ下限、上限(3レベルのみ)・パルス[広域3Pモード]・速度範囲[SHE-PWMモード]・速度範囲・パルス{3、5、7、9、11、13、15}[CHM-PWMモード]・速度範囲・パルス{3、5、7、9、11、13、15}・モード{A,B}はい、もう数がバグり散らかしてますね(褒め言葉)。実際にこのアプリで、かの有名なドレミファインバータを再現できたときは、本当に嬉しかったです。「こんなにレパートリーがあれば、もはや再現できないものなど無い」とつい断言したくなるほどです。というか本当にそうなのではないか…?②誰でも簡単に保存、共有自分の作成したデータは、好きに名前をつけて保存ボタン一つで簡単に保存できます。また、自分の作成したデータをQRコードでエクスポートすることもでき、逆にQRコードをインポートすることもできます。これで、他のユーザーとデータを共有したり、データのバックアップをとることができます。③スマホ一台でサクサク動作なんやかんやで一番の強みはここにあると思います。こんなにも本格派なアプリを、いつも肌見離さず持っているスマホ一台で誰でも気軽に触れることは、類似したPC用ソフトにはない最大の強みではないでしょうか。家で、出先で、いつでも編集ができる気軽さが、リリースから3年経ってもなお愛用されている訳だと思います。そして、スマホで動作するためだけあって、アプリの容量が約20MBと、内容の割に破格の軽さです。容量を圧縮することなく、サクサク動作するので、編集中のストレスは全くありません!さて、全部は紹介しきれていませんが、主な良さはこの三つです。ただ、人間というもの、完璧なものには更なる高みを夢見てしまいます。ということで恐縮ながら、1ユーザー目線から改善点を少しだけ…。①説明がほしい!OTOTETSUには、これといった説明やチュートリアルがありません。なので、始めたての方や知識の浅い人はどこかとっつきづらい部分があるはずです。(私は当初何も知識がなく、VVVFインバータ関連のサイトや動画を漁りに漁りました。おかげでVVVFインバータ関連について詳しく知ることができました。デベロッパーさんが私達に勉強する機会をくれたという解釈もできますね(笑)。ありがとうございます!)ただ、そんな私でも100%分かった訳ではありませんし、他のユーザーにも分からない項目があるかもしれません。私達ユーザーがより本アプリを楽しむためにも、それぞれの項目に説明や実例を記載して欲しいです。※ちなみに、アプリ内には最初から完成されている波形データ(demo1〜3)があります。なので、完全にチュートリアルが無いという訳ではないです。demo1→日立2レベルIGBT(京王8000系更新車)demo2→東芝2レベルGTO(JR西日本207系)demo3→日立3レベルIGBT(JR西日本223系)②速度域境界を個別に設定したい本アプリには、一つのデータにAタブ(主に加速用)とBタブ(主に減速用)があります。実はVVVFインバータは、加速と減速でモードの組み合わせや始端の速度が異なる場合があります。その時に「速度域境界」をいじることでよりリアルな再現につながるのですが、AタブからBタブに切り替えたときに、いちいち速度域境界を車両設定から変更しなければなりません。なので速度域境界を、AタブとBタブで個別に設定できたら更にUIが良くなるのではないのかと思いました。他にも「インバータ周波数を設定できるようにして欲しい!」「東洋2レベルIGBTのように、パルス遷移を滑らかに移行するモードを設定して欲しい!」「会社特有のパルスを再現して欲しい!」「周波数と電圧を見れるようにして欲しい!」「電圧を変更できるようにして欲しい!」「実際に車内で走行音を聞いているかのようなエフェクト(波形を感じない様な)を設定して欲しい!」など色々ありますが、こんなに欲を垂れ流していては、バチが当たるというものです。兎にも角にも、このアプリは他に類を見ない豊富さと、その手軽さが素晴らしいアプリです。鉄道ファンはもちろんのこと、理系の方にもオススメできるようなアプリですので、皆さんぜひDLしてください!デベロッパーさんの更なるご活躍を期待しております!