脱出ゲームですがフィールドはなく、膨大な量用意された選択肢とコマンド入力によって行動を選択します。メモ必須な上に長いテキストが表示されるので高い記憶力が要求されます。中盤まではなんとなく未読の選択肢を選ぶだけでも解けますが全てを一通り見終わるとだんだん手詰まりに…何を確認して何を確認していないかを正確に把握できる処理能力が無ければ厳しいです。この形式ならもうちょっと選択肢を狭めて欲しい…

なんとか4つENDを見ることができました。全くヒントがないので何度も行き詰まりながらなんとか4つ辿り着きましたが、あの数字はなんだったんだろうとか、あのアイテムは結局どこに使うんだったんだろうなど心残りがあるのでTrue ENDではない気がします。ですが、ヒントもないので限界、、ここで諦めます。絵も可愛くて珍しい感じの脱出ゲームだったので途中までは楽しかったです。

謎解きの難易度は高め。いろいろな発想力が試されるゲームでかなり難しい。マップはさほど広くないが難易度が高く選択式なのでクリア時間も長めになる。選択制なので視点移動は無く操作性には問題ない。選択式のゲームで基本的に会話ベースで進んでいく珍しい脱出ゲーム。むしろアドベンチャーとか小説みたいに捉えた方がいいのかもしれない。マルチエンディングで4つまでクリアできたが、まだ回収していない伏線があり、まだ別エンドがあるかもしれない。ヒント機能が無く、どのエンドが終わったのか何エンドあるのかわからないので、難易度はかなり高い。せめてエンド数の表記は欲しかった。手がかりの提示などは独特で、解釈するのに時間がかかるが、まあなんとかクリアできるレベルではある。グラフィクスが美しく、おばけは可愛く、物語的にもミステリアスで興味深い。会話ベースで進んでいくので冗長だがこれは仕方ないだろう。将来性が期待できると思わせるゲームだ。脱出ゲーム好きならプレイして損はない。繰り返しになるがエンド数がわからないのが最大の不満だ。次回作にも期待しています。