子どもたちはみんな、学びの天才です。学校の授業だけでなく、毎日の生活から、絶えず学び続けています。そして、大切なことの多くを遊びから学びます。
子どもたちの好奇心は、彼らの持つ可能性と同じく無限です。そうした子どもたちに向けた新しい教育として、プログラミング学習が注目を集めています。それは21世紀の今、読み書きや計算と並んで大事な基本的なスキルです。
「Swift Playgrounds」は驚くほど楽しく、そして簡単に本格的なプログラミングをiPadで学べるAppです。
ゲームと同じくらい楽しい最初の一歩
「Swift Playgrounds」を開くとByte(バイト)という名前のかわいいキャラクターが登場します。この新しい友達のByteがきれいなルビーを取れるように、彼を動かすコードを書きます。
左右2つに分かれた画面の、左側でコードを書きます。最初は用意されているコードの中からByteにさせたい行動のコードを選んで並べるだけなので、とても簡単です。一通り並べたら、「コードを実行」をタップします。すると右側の画面で書いたコードの通りにByteが動き出し、ルビーを取りに行きます。
どうやって動かすかを考えて、選んで、結果をアニメーションで見る。子どもたちが親しんでいるゲームでよくあるプロセスなので、ゲームを遊んでいるような感覚で自然と学ぶことができます。
最初から本物のコードが学べる
楽しい上に、最初から本物のコードを使って学べることも「Swift Playgrounds」の特徴です。プログラミングを学ぶためのツールはたくさんありますが、「Swift Playgrounds」は「Swift」というプログラミング言語を使います。この「Swift」は実際にiPhoneやiPadで使うAppを作る時にも使われています。多くのプログラミング学習のツールがプログラミングを学ぶためだけの、実際にはAppなどを作れないコードを使っているのとは異なり、「Swift」は本物のコードなのです。
例えるなら、自転車に乗る練習を三輪車から始めるのではなく、万全のサポート体制を用意して、最初から自転車に乗って始めるようなイメージです。一つひとつ学んだコードをそのまま使って、やがてロボットやドローンを動かしたり、自分でAppを設計したりできるようにコースが用意されています。
日本の公立中学校の教師で、Apple Distinguished Educatorの中村純一先生は、学校の授業やクラブ活動で「Swift Playgrounds」を使って生徒たちにプログラミングを教えています。中村先生は、初めて生徒たちが「Swift Playgrounds」を使った時をこう振り返ります。
「コードを実行してByteが歩き出した瞬間に、生徒たちから『おおー、動いた』と声があがりました。そのうれしそうな第一声はよく覚えていますね」
自分でコードを書いて、Byteを動かすことができた。その体験は子どもたちに、自分はできるんだ、という自信を与えました。
「それからは自分たちでどんどん勝手に学ぶようになりました。他の人ができないことに挑戦してみたり、お互いに教えあったり。大人が考えるほどコードを書くことを難しいと子どもたちは思っていないようですね」
失敗するから楽しい
子どもたちは失敗からも多くを学びます。「Swift Playgrounds」はコードを書く画面と実行画面が左右に並んでいるので、コードとアクションを同時に見ながら、どこに失敗の原因があるのかを考えることができます。
失敗すると、Byteがびっくりしたり、ルビーを取れずにがっかりしたりする様子がアニメーションで見られます。そのコミカルな様子はかわいらしく、見ると思わず笑顔になります。そうして、「次こそはルビーを取らせてあげよう」と、もう一度挑戦する気持ちになるのです。
大人が考えるほどコードを書くことを難しいと子どもたちは思っていない。
Apple Distinguished Educator 中村純一先生
「Swift Playgrounds」を通して学べることは、プログラミングだけでなく、失敗してもあきらめずに問題解決に挑む力や、コードを使って自由な発想で新しいものを創造する力でもあります。Byteのためにルビーを取る。そんな誰かのためにという思いが未来を創ります。問題を解決して、協力して、世界を変えていく。あなたの身近な天才たちの創造性の扉を、「Swift Playgrounds」は開いてくれます。