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手のひらに鉄道の楽しみを

1872年10月14日、新橋と横浜の間に、日本で最初の鉄道が開業しました。以来150年にわたって、鉄道は日本の交通の要として、人々の移動を支え、発展してきました。鉄道は、通勤や通学、旅行などの移動手段として身近であるのはもちろんですが、趣味の対象としても親しみ深い存在です。鉄道を楽しむためのAppもたくさんあります。

公式Appにある豊富な情報を知る

鉄道会社各社の公式Appの多くに、列車が今どこを走っているのか、路線図上で確認できる機能が用意されています。窓の外に線路が見える場所や陸橋の上、踏切などで列車を見て楽しむ際に、次にどのような列車がいつ通るのか、といったことが簡単にわかるので便利です。

公式Appのお知らせをチェックしていれば、新型車両がいつ走り始めるのか、といった情報や、車両基地の一般公開のようなイベントの情報もいち早く知ることができます。

時刻表を手にする

運行されている列車の時刻表を見たことはありますか。駅に掲示されている、出発時刻が並んだ時刻表とは異なり、列車ごとに駅を出発する時間が記載された時刻表は、特定の列車が何時何分にどこを通る予定なのか、より正確に知ることができます。

「デジタル JR時刻表 Lite」では、JR各社と一部大手私鉄の詳細な時刻表が閲覧できます。運行本数の多い大都市圏の路線の時刻も網羅していて、新宿から乗った山手線の内回り電車が品川駅に着くまで、どの駅に止まって何時何分に出発するかが、すべてわかります。

期間限定で発売されている、JR線の普通・快速列車の、普通車自由席や、JR西日本の宮島フェリーに自由に乗り降りできる「青春18きっぷ」という乗車券があります。これを活用して旅行する際に、「デジタル JR時刻表 Lite」で乗り継ぐ列車を探しながら旅の計画を立てると、それだけでも楽しめるかもしれません。

「18きっぷ経路検索」機能を使うと、特急や急行を利用せずに旅するルートが簡単に探せます。例えば5時20分の始発で東京駅を出発すると、普通列車だけで、翌日の0時5分に山口県の新山口駅までたどり着くことができます。上野から北に行くとどこまで行けるのか、ぜひ調べてみてください。

鉄道博物館を楽しむ

鉄道博物館の公式App「鉄道博物館アプリ」は、展示の解説と館内のナビゲーションのために作られたAppですが、開いて中を見てみるだけでも、楽しめるコンテンツがたくさん用意されています。

懐かしの車両が写真で紹介されているのはもちろん、最近まで実際に走っていた車両も展示されていることがわかります。冒頭で紹介した、1872年に日本に鉄道が開業した時に走った「1号機関車」も写真で見られます。

日本の鉄道の歴史や、鉄道に関わる仕事についても、その片鱗を知ることができます。貴重な資料や展示があることが分かったら、実際に鉄道博物館を訪れてみたくなるかもしれません。

地元の鉄道にも、遠く離れた地の鉄道にも、あなたの好奇心を刺激する様々な情報があります。これらのAppを開いて、自分なりの楽しみかたを見つけてみてください。