WWDC21 Swift Student Challengeは、世界中の学生のみなさんが、自由に選んだテーマで作ったSwift Playgrounds作品を通じて、コーディングスキルを披露できる機会です。
入賞者には限定のWWDC21のジャケットや、オリジナルピンバッジのセット、そして1年分のApple Developer Programメンバーシップが贈られます。
Swift Student Challengeには世界中の学生が参加できます。Swift Playgrounds作品を作って提出する方法について、詳しくは以下のリンク(英文)を参照してください。
私たちは、まだ短いキャリアでたくさんの作品を生み出してきた昨年の入賞者3名に、コーディングを始めたいきさつや自分の開発したAppについて話を聞きました。
Lars Augustin
出身国: ドイツ
開発のきっかけ: 放課後の課外活動で、年下の子供たちにコーディングを教えていたこと。
誰もが楽しくコーディングを学べるようにするだけでなく、いずれ教え子の誰かがツールを開発する時に、自分の教えたことが役立ってほしいとAugustinさんは願っています。そして、「この子たちの作ったツールを僕が使う日が来るかもしれません」と語ります。
作品: 新しいAppの開発に取り組んでいた時、コンセプトを簡単にスケッチできる方法が見当たらなかったため、自ら「Charcoal」を開発しました。
「思考を中断したくなかったんです。これなら、作りたいものに集中できます」と彼は言います。
Augustinさんは今、「Charcoal」を使って新しいAppのアイデアを描いたり、誰かのアプリケーション開発に自分のコーディングスキルを役立てています。
Maria Fernanda Azolin
出身国: ブラジル
開発のきっかけ: 人生の転機とも言うべき、高校のコーディングの授業を受けたこと。
「その授業には本当に感謝しています。おかげでいろいろな種類の開発を学ぶことができました」とAzolinさんは語ります。「一生携わりたいのは、モバイルAppの開発ですね」
作品: 「DressApp」では、お気に入りのワードローブをカタログ化することで、毎日のコーディネートが楽になり、時間を節約できます。
「『DressApp』は自分が欲しかったものです。友達にもニーズがありました」Azolinさんは言います。「このAppが公開され、本当にデベロッパになれたんだと実感しました」
Ritesh Kanchi
出身国: アメリカ
開発のきっかけ: 小学5年生の時、お父さんと初めてコンピュータを自作したこと。
「その時初めて、コンピュータサイエンスの道に進もうと心に決めたんです」とKanchiさんは言います。「それ以来、ずっと没頭してきました」
作品: 「STEMpump」は、専門的な分野の指導と、仮想的な集団講義を提供する子供向けの教育ツールです。指導するのは全員学生です。
「STEMpump」は当初、自宅待機命令が出る以前に、放課後の課外活動として、対面方式で始まりました。Appを公開してからわずか2週間で、900人のユーザーが登録しました。
「予想以上の反響でした」Kanchiさんはこうも語っています。「とても励みになるんです。誰もが科学・技術・工学・数学に特化したSTEM教育を受けられるようになる、良い機会になったと思います」
「Swift Playgrounds」は、楽しく簡単に、プログラミングをiPadやMacで学べるAppです。コーディングを学びたい方は、お使いのiPadまたはMacで「Swift Playgrounds」をチェックして、体験してみてください。