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近畿地方の郷土料理

四季折々の豊かな食材に恵まれた日本では、全国各地で魅力的な郷土料理に出会えます。その土地ならではの食材を活かし、風土や生活に応じたレシピが生み出され、受け継がれてきた一皿は、何よりもその地域や文化について伝えてくれるかもしれません。

「クックパッド」や「DELISH KITCHEN」といったレシピAppでは、様々な郷土料理のレシピが見つかります。ここでは、近畿地方の郷土料理の中から、作りやすいものを4品紹介します。

大阪府:お好み焼き

江戸時代には各藩の蔵屋敷が建ち並び、商業の中心地として栄えた大阪。”天下の台所”と呼ばれ、多彩にして独自の食文化を育んできました。

お好み焼きは、たこ焼き、串カツなどと並んで、その代表格の一つといえます。戦前の屋台などでは、小麦粉を水で溶いた生地に、ネギや天かすなどをのせて焼いた簡素なお好み焼き(通称「一銭洋食」)が親しまれていたそうです。

「E・レシピ」では、メインの具材として豚バラ肉やキャベツ、刻みネギを用い、ソースやかつお節をかける一般的なものをはじめ、様々なアレンジレシピも見つかります。

その名の通り、好きな具材を入れてアレンジできる汎用性が楽しいお好み焼きなので、その時の気分や食べる人の好みにあわせて作ってみてください。「E・レシピ」が提案してくれる、お好み焼きにあう副菜やスープのレシピも献立作りの参考になるでしょう。

兵庫県:明石焼き

北は日本海、南は瀬戸内海に面し、近畿地方最大の面積を誇る兵庫県は、多彩な海と山の幸に恵まれています。猪肉を使ったぼたん鍋、丹波の特産品である黒豆を用いた黒豆ごはんなど、豊かな食資源を活かした独自のレシピが受け継がれてきました。

たこ焼きのルーツといわれている「明石焼き」の発祥は、江戸時代末期に明石の主要産業の一つであった明石玉にあります。卵の白身を接着剤として、硝石などを固めて作られた明石玉は、サンゴの代替品としてかんざしなどに使われていました。その工程で余った黄身を用い、明石で多く水揚げされるタコを加えて作ったのが明石焼のはじまりといわれています。

明石焼き器、あるいはたこ焼き器を用意して、「クックパッド」のレシピを参考に明石焼きを作ってみてください。ふわっとした食感に仕上がるよう、鉄板が加熱されたら中火に弱めて生地を流し入れて焼くのがポイントです。

「クックパッド」では、月額制のプレミアム会員になることで、とりわけ高い人気を誇る「殿堂入りレシピ」を閲覧できるほか、人気順や目的別にレシピを検索できます。プレミアム会員に初めて登録する人は、1か月間無料でお試しできます。

京都府:水無月

京都では、古くから水菜や賀茂なすといった京野菜を使った漬物やおばんざい(総菜)が庶民に親しまれてきました。また、精進料理や京懐石など、長い歴史とともに発展した独自の食文化を有しています。

主に中部地域で栽培が盛んな小豆を甘く煮込んで作るのが「水無月」です。京都では、伝統的に1年の折り返しにあたる6月30日に、それまでの半年の厄をはらい、また来る半年の無病息災を願って水無月を食べるそうです。

1分ほどのレシピ動画が豊富に用意された「クラシル」で、水無月の調理手順を確認しましょう。材料を水で溶く際に、白玉粉の粉をつぶすようにして混ぜると、なめらかな食感に仕上がります。

「クラシル」では、月額制の「クラシルプレミアム」に登録すると、検索したレシピを人気順で閲覧できたり、お気に入りにできるレシピが無制限となったり、より便利に活用できます。初めて登録される人は2か月間無料でお試しできます。

三重県:マグロのてこね寿司

太平洋と伊勢湾に面する長い海岸線を有し、多種多様な魚介類のほか、畜産や緑茶など農作物の栽培も盛んな三重県。松阪牛、伊賀牛、伊勢エビといった特産品でも知られています。

「マグロのてこね寿司」は、マグロの刺身をしょうゆなどで作ったタレに漬け込み、酢飯とあわせた一品です。船上の漁師が手軽に作れる食事として、水揚げされたマグロやカツオをぶつ切りにし、酢飯と一緒に手で混ぜ合わせて食べたのが発祥といわれています。

「DELISH KITCHEN」では、マグロのてこね寿司はもちろん、すべてのレシピの作り方を動画で見られます。レシピ画面の「キッチンモードで料理をはじめる」をタップすると、調理手順ごとに作り方を確認できるので、料理に慣れていない人でもわかりやすいはずです。また、月額制のプレミアムサービスに登録すると、レシピの詳細な栄養成分が確認できる他、会員限定のレシピを閲覧できます。

ここで取り上げた郷土料理は、ごく一部に過ぎません。レシピAppを通して、歴史と先人の知恵が創り出した豊かな食の世界をぜひのぞいてみてください。

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