前作のゲーム性を基にして、あくまで「Cytus」として全く新しいゲームになっている。基本的な操作は変わらず、アクションに少し新しい要素が入った程度だ。しかし、譜面の傾向が無印とは明らかに違う。前作を彷彿とさせる譜面もあり、「あぁ、これがCytusだよな」とおもわせる曲もあるのだが、全体的に「全く別のゲーム」となっている。グラフィックは前作とは大きく変わっていて、かなりこったエフェクトになっている。だがそれでも「Cytusらしさ」はしっかりと残っていて、「基本的なゲーム性は変えずにここまで違うゲームにできるのか」と驚きを隠せない。前作ではノーツのタイミングがデフォルトでずれていて、各々で調節するのがお決まりだったが、今作はそこもしっかり見直されている。サウンドエフェクトのタイミングもバッチリである。視覚的にも聴覚的にも非常に気持ちの良いプレイが堪能できる。また今作にはストーリーが採用されていて、前作は最初から(課金さえすれば)全曲遊べたのだが、今作はストーリーの進行に沿って曲が増える。また、ストーリーがあることでこのゲームの世界観が非常にわかりやすくなっている。登場人物ごとに曲が分けられていて、これが前作のChapterに当たるのだが、それぞれで曲や譜面の傾向が違って面白い。今作の曲はほぼボーカル入りの曲となっている。ここは前作とは大きく違うところ。これまでのCytusやDeemo等では基本的にボーカルなしの曲が中心だった為、もしかしたら賛否が分かれる部分かもしれない。因みに私はこれはこれで好きである。ストーリーはSNSを通して展開される。これがまたいい具合にリアルで、実際にそこで登場人物たちがSNSに書き込みをしているような感覚を味わえる。群衆の辛辣な書き込みもリアルで、なんだか微妙な気持ちにさせられる(笑)総じて完成度の高いゲームとなっている。課金の値が少し張るようだが、アプリ本体が格安である為こんなものだろう。ただ、慣れてないだけと言われたらそれまでのような気がするが、色々と「見づらい」。特にperfect判定やgood判定の判断が困難。MMやフルコンしたいだけならコンボ数の数字の色で判断できるのだが、TP100を出そうとしているとかなり分かりづらい。ノーツの密度が高い高難易度の曲になるともう全く分からない。こういった細かい「やりづらさ」みたいなものは、まだリリースしたばかりなので仕方ないのかもしれない。追々修正していって欲しいと思う。また難易度についての評価が目につくが、CHAOS14ともなれば初見でさばくのはもはや私のPSでは不可能だが、低〜中難易度の曲なら初見でTP100を狙うのは不可能ではない。音ゲーとして特別難易度が高いゲームになっている訳ではない。折角前作と比べて難易度の選択肢が豊富になったのだから、自分にあった難易度をプレイされてはどうか。