2022 APP STORE AWARDS

今年のベストiPadゲーム

「Moncage -箱庭ノ夢-」で、不思議なミニチュア世界のパズルを解こう。

Moncage -箱庭ノ夢-

脳を刺激する目の錯覚パズル

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目の錯覚を利用した斬新なパズルを解いて、魔法のように不思議な体験をしましょう。

App Storeエディターチーム

柔軟な発想と視点の転換を要求し、知的好奇心を刺激するパズルゲームは、多くの人たちを虜にします。中でも、目の錯覚を利用した斬新なパズルゲーム「Moncage」では、固定観念にとらわれない、まったく新しい視点で攻略することが求められます。

立方体のそれぞれの面には、工場、公園、月明かりに照らされた高速道路などの情景が、アニメーションで映し出されます。あなたが立方体を回転させて、2つの面をうまく組み合わせると、世界がつながり、互いに作用し合います。例えば、工場のスロープを転がる段ボール箱が、公園の滑り台に着地し、ドローンが飛び立つと、美しい海辺の町が見えてきます。このような奇妙で驚きに満ちた瞬間が、プレイ中に何度も訪れます。

テレビのスイッチを入れ、おもちゃのロケットを発射するあなたは、その先の新しい世界に目を奪われることでしょう。

どの世界にも、圧倒されるような奥深さが秘められています。隅にあるテレビには、ニュースが映っています。そのチャンネルをアニメ番組に合わせると、風景が突然子ども部屋に変わります。そこに置いてあるおもちゃの列車のスイッチを入れると、また新たな発見に出会えます。あるいは、病室にかかっているカレンダーをめくると、隣の場面ではカレンダーに合わせて季節が変化します。「Moncage」は、幾重にも重なった世界を内に秘めているのです。

「Moncage」のめくるめくような体験は、iPadでプレイすることで真価を発揮します。大型のLiquid Retinaディスプレイが、美しいグラフィックを色鮮やかに映し出します。また、空間オーディオが、立方体を回転させた時の効果音の微妙な変化を再現します。そしてゲームを滑らかに操作できるタッチコントロールが、まるで立方体を直接手で触れているような感覚を与えてくれます。

2022年の受賞作についてさらに詳しく

おすすめの場面

海を進む船から始まった場面が、予想もしない場面へと変化していく流れを楽しみましょう。

ボートの扉の中に入ると、机の上に懐中時計があります。それを別の場面にある操作パネルと合わせると、巨大なロケットが点火されます。上昇していくロケットに合わせて再び立方体を回転させてみましょう。また違う世界が映し出され、遠く一条の光となったロケットが爆発し、人々でにぎわう遊園地の空に上がる花火とひとつになります。

豆知識

「Moncage」とは、どういう意味でしょうか。クリエイターのYijia Chenさんに聞いてみたところ、このタイトルは、視点の異なる複数の映像をつなぐ「モンタージュ」をもじったもので、この立方体の正体である「カゴ(ケージ)に入ったモンタージュ」にちなんでいるそうです。

ここに注目

28枚の写真をすべて見つけた状態で、もう一度ゲームをプレイすると、「Moncage」全体のストーリーをさらに解き明かす、秘密のエンディングがアンロックされます。2度目のプレイでは、4つの重要なシーンで、ねじれた光る線が立方体の周囲に現れるので、立方体の中にある物体とその線をつなげてください。それらを4回とも達成すると、もう一つのラストシーンが見られます。

作り手について

「Moncage」は、ニューヨーク大学の卒業生二人が設立したインディースタジオ、Optillusionが初めて手がけた作品です。二人は4年かけてこのデビュー作を完成させた後、第23回ミラノトリエンナーレに向けて作られたゲームコレクション「Triennale Game Collection 2」内で、「WADE」という実験的な作品を発表しています。

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